定例記者会見

定例記者会見

2013年4月度定例記者会見 三田会長挨拶

2013年04月26日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
  • 役員人事等

についてお話しいたします。

役員人事等

(取締役人事)

  • まず、取締役人事についてですが、当社はこれまで、「公正・透明」の観点を経営の中心に据え、取締役会における審議の充実、経営の意思決定の迅速化、および取締役に対する監督機能の強化を図るため、経営機構の改革に取り組んでまいりました。
  • 一方、経営環境は、浜岡原子力発電所 全号機の運転停止に加え、円安の進行により多額の燃料費負担が見込まれるため、今期は、平成23年度以降、3年連続の赤字を避けられず、極めて厳しい状況であります。
  • 現在、当社は、「浜岡原子力発電所の安全性を一層高める取り組み」、「電力の安定供給に向けた取り組み」、「経営効率化に向けた取り組み」を「3つの重点的な取り組み」と位置づけ、全力で実施しております。
  • このうち、経営効率化については、先ほど、水野社長からお話しいたしましたように、本日「経営効率化 緊急対策本部」を立ち上げ、聖域を設けず、コストダウンに、全社を挙げて、全力で取り組んでまいります。
  • また、国において、電力システム改革の詳細検討が進められておりますが、引き続き、安定供給に努めるとともに、多様なサービスをご提供するなど、お客さまにとってより良い電力システムの実現に向けて取り組んでいく必要があると考えております。
  • このような状況を踏まえ、当社は、これまで以上に取締役の経営責任と役割の明確化を図るとともに、取締役会審議の充実、意思決定の迅速化をより進め、今後の電気事業を取り巻く環境の変化に機動的に対応できるよう、取締役の人数を削減し、役員体制を見直すことといたしました。
  • 今回、取締役の人数を、17名から12名といたします。
    新任の取締役は、社内2名、社外1名であります。
  • 社外取締役は、今回、松下雋さんが退任され、新たにイビデン株式会社代表取締役会長の岩田義文さんにご就任いただきます。
  • 岩田さんは、経営者としてのご見識、手腕は申しあげる までもなく、中部経済連合会の副会長を務められるなど、 多方面で活躍されており、大変人望の厚い方でいらっしゃいます。社外取締役として有意義なご意見等をいただけるものと考えております。
  • 退任される松下さんにおかれましては、平成19年から6年間就任いただきました。多くの経営課題に取り組んでいく中で、誠に貴重なご意見をたくさん頂戴しました。この場をお借りして心より感謝申しあげます。

(執行体制における人事)

  • 続いて、執行体制についてお話いたします。
  • 取締役の人数を削減する中で、多くの経営課題を迅速かつ着実に解決していくためには、引き続き万全の執行体制で臨んでいかなければなりません。
  • 本部長・統括、部門長、いずれも経験、実績とも豊富な人材を配置しており、困難な経営課題に対して迅速かつ適切に対処できるものと考えております。
  • 加えて、今回も新任の執行役員あるいは部門長に、実務に精通した若手を積極的に登用いたします。
  • また、7月1日付で一部組織の見直しを実施いたします。
  • 今後の原子燃料サイクル事業に機動的に対応するために、原子力本部に原子燃料サイクル部を設置し、現在、原子力部と燃料部に分かれている原子燃料サイクル関連事業の一元化を図ります。

(まとめ)

  • 電気事業はまさに大きな変革期にあり、当社にとって創業以来の厳しい状況が続きますが、「お客さまに安全で安価なエネルギーを安定してお届けする」という当社の使命はこれまでといささかも変わるものではありません。
  • 水野社長とともに引き続きしっかりと経営のかじ取りを行い、グループの総合力を結集して難局を乗り切ってまいる所存であります。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 私からは以上であります。

資料4



以上

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