定例記者会見

定例記者会見

2014年7月度定例記者会見 水野社長挨拶

2014年07月31日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
  • 平成26年度 第1四半期決算
  • 浜岡原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵施設の建設計画の変更
  • 米国フリーポートLNGプロジェクトの建設許可取得

の3点について、お話しいたします。

平成26年度第1四半期決算

  • 最初に、「平成26年度第1四半期決算」についてお話しいたします。

(連 結)

  • 連結売上高につきましては、電気事業において、電気料金の値上げや燃料費調整額などにより電灯電力料が増加したことに加え、その他事業においても、エネルギー事業の売上が増加したことなどから、7,231億円となり、前年同期に比べ 998億円の「増収」となりました。
  • 連結経常損益につきましては、電気料金の値上げや燃料費調整額により収入が増加したことなどから、前年同期に比べ 614億円改善し、150億円の経常利益となりました。

(個 別)

  • 次に、中部電力の個別決算でございますが、
    売上高は、前年同期に比べ954億円増加し6,814億円
    営業損益は、前年同期に比べ 599億円改善し 203億円の利益
    経常損益は、前年同期に比べ 553億円改善し 93億円の利益
    四半期純損益は、前年同期に比べ 356億円改善し 73億円の利益
    となりました。

(平成26年度の業績見通し)

  • 次に、平成26年度の業績見通しでございます。
  • 今回、最新の業績動向を反映し、4月28日に公表した業績予想値を修正しております。
  • 経常利益につきましては、為替レートが想定よりも円高に推移していることなどを踏まえ、前回公表から100億円向上し、連結決算で300億円、個別決算で200億円を見込んでおります。
  • 当期純利益につきましては、経常利益の向上に加え、当社設備の不具合事象に係る解決金等を特別利益として計上する見込みであることから、前回公表から260億円向上し、連結決算で380億円、個別決算で330億円を見込んでおります。

資料1

使用済燃料乾式貯蔵施設の建設計画の変更

  • 次に、浜岡原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵施設の建設計画の変更について、お話しいたします。
  • 原子力発電所で発生する使用済燃料につきましては、再処理工場へ搬出するまでの間は、事業者が適切に貯蔵・管理することとなっております。
  • 当社は、2008年(平成20年)12月に使用済燃料の貯蔵能力を強化する目的のため、使用済燃料乾式貯蔵施設の建設計画について公表し、建設予定地の地質調査を実施するとともに、施設の設計を進めてまいりました。
  • その後、2013年(平成25年)7月に施行されました新規制基準を踏まえ、最新知見を反映した基準地震動Ss1(1,200ガル)を策定しました。
  • この基準地震動を考慮して耐震設計を見直してまいりましたが、このたび基本設計が完了し、建設計画の変更内容がまとまった次第であります。
  • 耐震設計を見直した結果、耐震性能を強化するため、貯蔵建屋において耐震壁の追加などが必要であることから、使用済燃料の貯蔵面積が減少します。
  • 貯蔵面積の減少により、貯蔵容量は、当初計画の700トン・ウラン規模(燃料集合体で約4,000本)から400トン・ウラン規模(燃料集合体で約2,200本)となります。
  • 使用開始の目標時期につきましては、耐震設計の見直しのため、当初計画の2016年度(平成28年度)から2年延期し、2018年度(平成30年度)とします。
  • なお、建設地については、当初計画どおり浜岡原子力発電所4号機タービン建屋北側を予定しております。
  • 当社といたしましては、今後、準備が整い次第、原子炉設置変更許可申請を行いたいと考えております。
  • 今回変更いたしました計画の内容については、地元をはじめ関係する皆さまへ丁寧にご説明を行ってまいります。

資料2

フリーポートLNGプロジェクトに関する建設許可取得

  • 次に、フリーポートLNGプロジェクトに関する建設許可取得について、お話しいたします。
  • 当社と大阪ガスが2018年からのLNG調達を予定している米国テキサス州のフリーポートLNGプロジェクトが、現地時間7月30日(日本時間、本日)、米国連邦エネルギー規制委員会から建設許可(=最終環境影響評価書の承認)を得ました。
  • これにより、主要許認可が出揃ったことになり、両社は今後最終投資決定に向け速やかに準備を進めてまいります。
  • 今後も、フリーポートLNGプロジェクトからのLNG調達を確実にできるよう、引き続きフリーポート社および大阪ガスと協力し、プロジェクトの立ち上げに取り組んでまいります。

資料3

碧南火力発電所の運転再開

  • 最後になりますが、今月1日、碧南火力発電所4号機が設備の一部不具合により、運転を停止しました。
  • 皆さまにご心配をお掛けしましたが、その後、修理および点検を終え、設備の健全性が確認できたため、7月22日より運転を再開しております。
  • 今後、需要が高まってまいりますが、発電所および送変電設備の重点的な点検・保守を確実に実施するとともに、お客さまに節電のご協力をいただきながら、当社管内の安定供給に努めてまいります。
  • また、融通を通して、引き続き需給逼迫が見込まれる、西日本地域の安定供給にも貢献してまいります。
  • 私からは以上です。


以上

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