定例記者会見

定例記者会見

2015年7月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2015年08月03日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 託送料金の申請
    • 当社の技術研究所の取り組み
    • カテエネのキャンペーン

    について、お話しいたします。

託送料金の申請

  • ご案内のとおり、当社は先週の7月31日に、経済産業大臣に対して「託送供給等約款」の設定に係る認可申請を行いました。
  • 「託送供給等約款」とは、新電力をはじめとする当社以外の電力会社等が、当社の送配電設備を利用する場合の料金等の供給条件を定めたものであり、今回の申請は、来年4月からの電力小売全面自由化を前提に、これまでの託送供給等約款について見直しを行うものです。 
  • 今回の認可申請をとらまえて、新たに自由化の対象となります一般のご家庭など、低圧で電気をお届けするお客さまへの電気料金の新しいメニューの作成について、検討を始めるよう事務局に指示を出しました。
  • 当社が用意する新しいメニューは、お客さまのニーズやライフスタイルに見合った、きめ細やかなものとする予定であり、来年1月頃には、お客さまにお示ししたいと考えております。
  • 今後、新たに自由化の対象となりますご家庭のお客さまにおいては、激しい獲得競争が起こると想定されます。
  • ご家庭のお客さまにつきましては、電気を安定してお届けすること、最大限の経営効率化により、安価な電気料金水準の維持に務めることに加え、「エネルギーの枠を越えて、お客さま一人ひとりにご満足を提供する暮らしのコーディネーター」として、お客さまのニーズに対して、きめ細やかなサービスを提供することにより、これまでと同様に当社を選択いただけるよう取り組んでまいります。

資料

当社の技術研究所の取り組み

  • 続きまして、「当社の技術研究所の取り組み」についてお話しします。
  • 当社は、1965年(昭和40年)に実用的な電力技術および電気の有効利用技術の開発を目的に、名古屋市緑区に総合技術研究所を設立し、基礎研究をはじめエネルギー全般にわたる技術開発に取り組んできました。
  • この研究所は、本年6月で設立50周年を迎え、当社にとりまして本年は技術の研究開発の節目の年となりました。
  • これまでの技術開発の取り組みは、昭和の高度経済成長期においては、高電圧・大容量送電の実現のための技術や火力発電所の排煙処理技術など、主に電力の需要増大や公害・環境問題に対する研究に注力してまいりました。
  • 平成に入ってからは、電力設備の劣化診断・余寿命診断や太陽光等再生可能エネルギーの系統連系に関する研究など、大量に施設された設備の更新や電力品質の維持向上、省エネルギーへの取り組みなどの技術開発に取り組んできております。
  • 最近では、モノづくりのお客さまのニーズが高度化、多様化する中、当社はお客さまの生産プロセスに深く踏み込み、お客さまと一体となって生産ラインを作り込むことで最適なエネルギー利用を提案する「開発一体型ソリューション」の展開を始めております。
  • 具体的には、工場等の塗装・乾燥工程や加熱・冷却工程といった生産工程の短縮化をご提案するなど、お客さまの生産性向上と省エネへのご要望にお応えしてきており、これまでに輸送用機器関連のお客さまを中心に、40件程度、当社の提案を採用していただいております。
  • また、最も新しいところでは、2012年(平成24年)7月に、浜岡原子力発電所の構内に原子力安全技術研究所を設立し、浜岡原子力発電所の更なる安全向上を目指して、原子力に関する技術開発を一層強化する取り組みを始めております。
  • さて、私は常々お話しておりますように、「エネルギーを安全、安定、安価にお届けすることにより、お客さまや地域社会とともに発展していく」という当社の使命は、いつの時代においても、いささかも変わるものではありません。
  • この変わらぬ使命を達成するために、また、新しい中部電力グループを創造していくためには、技術開発を継続していくことが不可欠であり、社長就任以降、私は従業員に対して「『技術・設備』をもっと知ろう」と訴えております。
  • 当社は、「技術開発50年」という節目を迎えましたが、今後も技術開発部門が中心となり、お客さまにご満足いただける技術開発を進め、中部地域をはじめ社会の発展に貢献してまいります。
  • さて、少し先の話ではありますが、10月22、23の両日、技術開発本部において「テクノフェア2015」を開催いたします。
  • テクノフェアは、お客さま、マスコミの皆さまをはじめ関係者の皆さまに、当社の幅広い技術開発への取り組みをご理解いただくために年一回開催するもので、1989年(平成元年)の開催以降、今回で23回目となります。
  • 今回のテクノフェアでは、「未来を創る新技術~半世紀の技術開発とともに~」をテーマに「浜岡原子力発電所の安全性をより一層高める取り組み」、「電力の安定供給に向けた取り組み」、「経営効率化に向けた取り組み」を重点とする最新の技術開発の内容を展示いたします。
  • また、先ほどお話ししましたように、今年は研究所を設立して50年の節目の年にあたるため、当社のこれまでの技術開発の歩みもご紹介させていただきます。

資料

カテエネ さわやかサマーニャンペーン

  • 最後に、2014年(平成26年)4月に開始しましたご家庭向けWEBサービス「カテエネ」の現状についてお話します。
  • WEBサービスの開設当初は、電気のご使用状況に応じた省エネアドバイスや、過去のご使用実績を一覧でご確認いただけるサービス、また簡単に引っ越し手続きができるなど、お客さまの暮らしに役立つ情報を提供するサービスでした。
  • 本年3月には、全面的にリニューアルし、新しいキャラクターである「カテエネコ」を設定したほか、ホームページの閲覧や簡単なアンケートにお答えいただくことで、キッチン用品・防災用品などのグッズや商品券などと交換可能なポイントが貯まる「カテエネポイントサービス」を開始するなど、お客さまにより身近に感じていただけるサービスの提供に努めております。
  • さて現在は、7月1日から実施しております「カテエネさわやかサマーニャンペーン」の期間中であります。
  • このキャンペーンは、ご家庭での電気のご使用量が増える夏のこの時期に、節電ツールとしての「カテエネ」を、より多くのお客さまに知っていただき、ご登録・ご活用 いただきたいとの思いで、8月30日まで展開いたします。
  • キャンペーンでは、カテエネに新規登録いただいたお客さまに加え、すでにご登録いただいているお客さまも対象に、夏用の「敷きパッド」や羽根のない扇風機である「タワーファン」といった夏を快適にお過ごしいただける賞品などを抽選によりプレゼントさせていただきます。
  • おかげさまで、「カテエネ」は、7月末時点で約50万人のお客さまに会員のご登録をしていただいております。
  • 今後も、より多くのお客さまに「カテエネ」サービスを知っていただくことで会員登録のお客さまを増やし、今年度末には100万人の会員登録を目指しております。
  • 当社は、お客さまお一人ひとりへ便利で快適なサービスをご提供していくため、将来的には「カテエネ」を、お客さまと当社をつなぐ「インターネット営業所」と位置づけられるよう、今後も提供サービスの拡充を図ってまいります。
  • 私からは以上です。


以上

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