定例記者会見

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平成27年度第2四半期決算発表記者会見 (兼 平成27年10月度 定例記者会見 勝野社長挨拶)

2015年10月30日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 平成27年度第2四半期決算
    • 信濃東信線(しなのとうしんせん)ギャロッピング対策工事
    • メガソーラーかわごえの工事着手
    • この冬の節電のお願い

    について、お話しいたします。

平成27年度第2四半期決算

  • 初めに、平成27年度第2四半期決算についてお話しいたします。
  • 連結売上高につきましては、電気事業において燃料費調整額の減少などにより電灯電力料が減少したことに加え、その他事業においてもエネルギー事業の売上が減少したことなどから、1兆4,818億円となり、前年同期に比べ442億円の「減収」となりました。
  • 連結経常利益につきましては、電気事業において、燃料価格の低下に伴う燃料費および燃料費調整額の期ずれ差益や水力発電量の増加に伴う火力燃料費の減少などにより、2,104億円となり前年同期に比べ 1,719億円の「増益」となりました。 
  • 次に、中部電力の個別決算でございます。
    売上高は、前年同期に比べ526億円減少し1兆3,851億円
    営業利益は、前年同期に比べ1,564億円向上し2,202億円
    経常利益は、前年同期に比べ1,718億円向上し2,026億円
    四半期純利益は、前年同期に比べ1,054億円向上し1,460億円
    となりました。
  • 当期の中間配当につきましては、1株につき10円とさせていただきました。
  • 次に、平成27年度の業績見通しでございます。
  • 最近の業績動向を踏まえ、7月31日に公表した業績予想値を、修正しております。
  • 連結売上高につきましては、燃料費調整額の増加などにより、前回公表から300億円程度増加した2兆8,900 億円を見込んでおります。
  • 連結経常利益につきましては、燃料価格の低下に伴う燃料費および燃料費調整額の期ずれ差益の拡大や、水力発電量の増加に伴う火力燃料費の減少などにより、前回公表から700億円程度増加した2,000億円を見込んでおります。
  • 当社としましては、引き続き、全社を挙げて経営効率化を推進するとともに、お客さまや社会の信頼と期待にお応えできるよう取組んでまいります。
  • 決算に関して私からは、以上であります。

資料1・2

信濃東信線ギャロッピング対策工事の着手

  • 続いて、信濃東信線(しなのとうしんせん)ギャロッピング対策工事についてお話しします。
  • 当社は今年3月2日、超高圧送電線である27万5千Vの信濃東信線(しなのとうしんせん)が停止したことにより、長野県北部、東部から中部の広範囲にわたり停電を発生させ、多くのお客さまにご迷惑をおかけしました。
  • 3月にお知らせしておりますように、停電の原因は電線が上下運動する「ギャロッピング現象」により、電線同士が接近または接触したことによるものと判断いたしました。
  • この現象は、雪や氷が電線の一方向に付着した状態で、ある一定の風を受けた時、付着した雪や氷が飛行機の翼のような役割をして、電線が激しく上下運動するものであります。
  • 今回の事象を踏まえ、当社はすべての送電設備の設置状況、気象状況の分析を再評価し、ギャロッピング対策が必要な箇所の選定を行うこととしました。
  • 具体的な対策工事につきましては、先週の10月23日に公表しましたとおり、信濃東信線(しなのとうしんせん)ではギャロッピング現象が起こった№2~№4鉄塔間をはじめ18径間で対策工事が必要と判断し、工事に着手しております。
  • 今回実施する対策として、
    • 電線を保持する部分を回転可能な部品と固定した部品とすることにより、電線に付着した雪や氷が翼(つばさ)状に発達することを防ぐとともに、それぞれの電線が受ける風の影響を不均一とすることで大きな揺れを抑制する「ルーズスペーサ」の設置と、
    • 電線の振幅を抑制し、電線同士の接近または接触を防止する「相間スペーサ」の設置

    の2種類が対策工事の内容であります。

  • 今回、信濃東信線(しなのとうしんせん)において実施する対策工事は、冬本番を迎える11月末迄にすべてを完了する予定であります。
  • 今後、電力業界は小売り全面自由化をはじめ競争が激しくなることが予想されますが、いかなる事業環境になりましても、お客さまに高品質な電気を安定的かつ安全にお届けする使命は変わることはありません。
  • 当社は、引き続き、雷や雪など自然災害に強い送電網や変電所といった電力ネットワークの構築や、巡視や点検などの保安管理を確実に実施することに努め、安定供給に取り組んでまいります。

資料3

「メガソーラーかわごえ」の工事着手について

  • 次に、「メガソーラーかわごえ」の工事着手についてお話しいたします。
  • 当社は、本日、「メガソーラーかわごえ」の設置に向けて土地造成等の土木工事に着手いたしました。
  • ご案内のとおり、「メガソーラーかわごえ」は、武豊火力発電所5号機の開発に伴って、出力7,500kWの 「メガソーラーたけとよ」の発電設備を川越火力発電所構内へ移設するものです。 
  • 2016年6月から「メガソーラーたけとよ」のソーラーパネルなどの発電設備の移設を開始し、2017年度からの運転開始を予定しております。
  • 「メガソーラーたけとよ」の実績から、年間発電量を1,140万kWhを想定しておりますが、これは一般のご家庭3,200世帯の年間使用電力量に相当します。
  • 今後は、地元の皆さまおよび関係各所のご理解・ご協力をいただきながら、安全を第一に工事を進めてまいります。
  • 再生可能エネルギーは低炭素であるとともに、エネルギー自給率の低いわが国にとって貴重な国産エネルギーであります。
  • 中部電力グループは、再生可能エネルギーの普及拡大に向け、今後もコストダウンに努めつつ、積極的な開発を行ってまいります。

参考資料・資料4

この冬の節電のお願い

  • 最後に、この冬の節電のお願いについてお話しします。
  • 本日、国において電力需給に関する検討会合が開催され、この冬においても、具体的な数値目標を伴わない節電の協力が要請されました。
  • 当社の需給については、10月9日にお知らせしておりますので詳細な説明は省略させていただきますが、
    供給予備率につきましては、最大3日平均電力に対し、安定供給の目安となる8%の予備率を確保できる
    見通しです。
  • この冬の電力需要では、お客さまの定着した節電分を65万kWとして想定しております。
  • お客さまにおかれましては、これまでと同様に、無理のない範囲で節電の取り組みを継続していただきますよう、お願い申し上げます。
  • 私からは以上でございます。   

資料5



以上

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