定例記者会見(2018年) 2018年2月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2018年2月27日

中部電力株式会社

  • 本日、私からは、
    • 首都圏におけるエネルギー等の販売事業会社設立

    について、お話しいたします。

販売合弁会社設立の経緯

  • 大阪ガスと当社は、これまで、三重滋賀パイプラインの共同敷設や北米フリーポートLNGプロジェクトへの共同参画をはじめとして、エネルギーの様々な分野で事業を共同展開するとともに更なる協業の可能性について協議を進めてまいりました。
  • 2016年の電力小売全面自由化、2017年のガス小売全面自由化以降、エネルギー分野における競争は激しさを増しており、お客さまのニーズもこれまで以上に多様化・高度化しています。このような状況のなか、我々のエネルギーを選択していただくためには、お客さまのニーズにきめ細かくお応えしていくとともに、お客さまの期待を超える新しい価値をご提供していくことが必要と考えております。
  • 大阪ガスと当社は、共通の事業環境認識のもと、販売分野においてどのような協業が可能か協議を進めてきた結果、「両社の経営資源を結集することで、従来の電力会社、ガス会社とは違う新しいビジネスモデルを構築する。すなわち、お客さまの暮らしやビジネスに役立つ新たな価値を創出し、お客さまの期待にお応えしていくことを目指す」という基本理念を共有し、首都圏において販売事業を行う合弁会社を設立することといたしました。
  • 販売合弁会社の設立は、当社にとっては、首都圏における販売事業の加速化・ガス販売事業の本格展開につながり、大阪ガスにとっては、首都圏での事業展開という新たな挑戦につながるものであり、両社の企業価値の向上に大きく貢献するものと考えております。

目指すビジネスモデル

  • 本合弁会社では、以下の3つのビジネスモデルの実現を目指します。
  • 一つ目は、低廉で安定的な電力・ガスのご提供です。電源、ガスの調達については、JERAの電源・ガス源や市場調達などを組み合わせて競争力のあるポートフォリオの実現をし、お客さまにとって価値のある電力・ガスをお届けすることを目指します。
  • 二つ目は、「電気のプロ」と「ガスのプロ」による、質・ラインナップともに拡がりのある商材のご提案です。
  • 面的に網羅された送配電網を通じてあまねく安定的な供給に取り組んできた電気事業、ショップ等のお客さまとの密接な接点を通じて機器やサービスの提供、安全の確保に努めてきたガス事業というそれぞれの事業の特性があります。大阪ガスと当社は、それぞれが保有する経営資源や販売ネットワークを持ち寄り相互に補完することで、お客さまに最適となる「エネルギーのプロによるガス&パワーの提案」の実現を目指します。家庭用分野においては、お客さまの暮らしに合わせて、電気・ガスの最適な提案をいたします。また、法人用分野においては、当社が強みとしている開発一体型ソリューションと大阪ガスが強みとしている工業用バーナー技術の組み合わせによる生産ラインの改善提案やファシリティマネジメント提案など、エネルギー供給に留まらない、幅広く、質の高い提案ラインナップの実現を目指します。
  • また、両社にない商材との組み合わせなど、お客さまにとって、より価値のあるサービスをお届けできるようなパートナーとの連携を進めてまいります。
  • 三つ目は、IoT技術などの活用による暮らしやビジネスに役立つ「新たな価値の創出」です。
  • 当社は、先般、ご家庭向けにIoT機器を活用した暮らしサポートサービス(コネクテッドホームサービス)を提供する新会社の設立を公表いたしました。このような取り組みを通じて構築するサービスプラットホームや、大阪ガスの保有するビッグデータ解析技術などを活用することで、お客さまの暮らしを便利で快適にする新たなサービスの開発を目指します。また、両社がエネルギー事業を通じて培った、社会インフラを運営するためのノウハウを結集することで、各家庭の最適な暮らしの提案に留まらず、エネルギーインフラと社会インフラやお客さま設備をつないだ次世代型の社会インフラを構築し、地域のお客さまの利便性向上を目指します。

販売目標

  • 首都圏において顧客基盤を持つ様々な企業との連携を通じて、新しいビジネスモデルを開発・展開し、お客さまの様々なニーズにお応えすることで、将来的には、約3百万件のお客さまへのサービス提供を目指し、2030年頃に首都圏で電気200億kWh、ガス約100万tの販売を目指します。
  • 当社は、期待を超えるサービスを、先駆けてお客さまへお届けするリーディングカンパニーとして、一歩先を行く総合エネルギーサービス企業グループを目指しております。新会社の設立により、首都圏において新たにガス販売や付加価値サービスの提供が行えることとなり、従来の枠にとどまらない新たな事業展開を加速してまいります。

新会社の概要

  • 最後に、新会社の概要についてご説明いたします。
  • 新会社は、4月2日に設立し、許認可の取得や、システムの整備など、販売の準備が整い次第、お客さまへのサービスを開始いたします。具体的なサービス開始時期については別途新会社からお知らせいたします。新社名は「株式会社CDエナジーダイレクト」です。
  • この社名のCとDは、Challenge、Dynamicの頭文字を取っており、新会社が新しい価値の創造に「Challenge」し、「Dynamic」な事業展開を図り、お客さまのご要望に「ダイレクト」にお応えしたい、という思いを込めています。また、当社と大阪ガスの略称である、中電と大ガスの頭文字でもあります。
  • CDエナジーダイレクトは、本社を東京都中央区とし、資本金17億5000万円の規模でスタートいたします。また、新会社の経営体制ですが、取締役社長には当社の小津慎治が就任する予定です。
  • 大阪ガスと当社の強みを存分に発揮し、より多くのお客さまに選ばれ続けるエネルギーマーケターを目指してまいります。是非、ご期待いただければと思います。

以上