電気の床暖房は光熱費が高いの?
電気の床暖房は大きく分けて、温水を循環させて暖める温水式と、ヒーターの熱で床下を暖めるヒーター式の2タイプがあります。温水式床暖房は、空気中の熱を利用するヒートポンプ技術でお湯を沸かし、その熱で床を暖めます。消費電力はヒーター式に比べ、約2分の1~3分の1なので光熱費もおトクになるのです。
(注)消費電力は、電気ヒーター式との比較。気温・水温・地域性などによって変動します。
床暖房を使用する際の光熱費は?
省エネ性に優れたヒートポンプ式の温水床暖房を利用したオール電化住宅の場合、当社モデルによる試算では、給湯・暖房に従来型ガス暖房給湯器を利用する電気・ガス併用住宅に比べて33%、エコジョーズ暖房給湯器を利用する電気・ガス併用住宅に比べて30%、年間の光熱費がおトクになります。

(注)あくまで当社モデルによる一定条件下での試算であり、実際とはことなる場合があります。
(注)導入時に必要となる初期費用(機器購入費や設置工事費など)は含みません。
(注)試算条件
■地域・建物
・次世代省エネ基準Ⅳb地域の木造戸建(2階建・4LDK・約120㎡)を想定。
■年間負荷
・給湯の場合、16.3GJ。
・暖房の場合、13.0GJ(LDK:10.3GJ、その他居室:2.7GJ)。なお、床暖房はLDKに設置することとし、LDK面積の6割に敷設。また、床暖房有効熱量(上面)を70%とする。さらに、電気式(ヒートポンプ式床暖房)の場合、1時間あたりの必要暖房負荷が床暖房の最大供給可能熱量を超えた場合、補助暖房としてエアコンが稼働すると仮定。
・調理の場合、2.0GJ。
・冷房の場合、10.8GJ。
・電灯・コンセントの場合、12.6GJ。電灯使用量比(一般家庭モニター平均値をもとに算定)については、デイタイム:20%、アットホームタイム:55%、ナイトタイム:25%となる。
■機器効率
・給湯の場合、(ガス)従来型ガス暖房給湯器:85%、エコジョーズ暖房給湯器:95%、(電気)エコキュート:300%(APF3.0)。なお、配管ロス5%を別途考慮。また、エコキュートはセミオートタイプ(昼間沸き増しなし)。
・暖房の場合、LDKでは(ガス)従来型ガス暖房給湯器:83%、エコジョーズ暖房給湯器:87%、(電気)ヒートポンプ式床暖房:440%、エアコン:460%。その他では、エアコン:460%。
・調理の場合、(ガス)ガスコンロ:56%、(電気)IH:90%。
・冷房の場合、エアコン:380%。
■適用料金メニュー
・電気・ガスの場合、併用住宅(電気)従量電灯B50A、(ガス)東邦ガス料金表B。なお、電気・ガス併用住宅(給湯にエコジョーズを利用)の場合、エコジョーズ割引を考慮。
・オール電化住宅の場合、Eライフプラン10kVA。なお、すべての熱源に電気を採用する前提とし、全電化住宅割引を考慮。
・各々、電気・ガスの能力が同じになるように使用量を計算。また、マイコン型蓄熱機器割引・消費税等相当額を含み、燃料費調整単価、太陽光発電促進付加金単価、原料費調整単価、口座振替初回引落とし割引額を含まない。
電気床暖房の立ち上がりは遅くない?
温水式であれば、暖める仕組みはガスや灯油式と同じため、立ち上がりは変わりません。よりスピーディーな立ち上がりを希望される方には、床暖房とエアコンが連動するタイプもあります。1台の室外機でエアコンと床暖房を行うので、省スペース化も図ることができます。また、タイマー運転を利用して、起床時間に合わせてあらかじめ部屋を暖めておけば、目覚めた時から快適です。
電気式の床暖房には床表面温度にムラがあるって聞いたんだけど・・・
『温水式床暖房』は、一点に熱が集まることがないので、温度ムラは起こりにくいしくみです。『ヒーター式』は、S-JET認証((財)電気安全環境研究所による認証)を取得。一定の試験基準を満たしているので、極端な温度ムラは発生しません。温水式の床暖房については、暖めるしくみがガスや灯油式と同じため、熱の伝わり方も同じです。ヒーター式の場合もヒーターの上に熱ムラを防ぐ「均熱板」を設けたタイプや、面上暖房の可能なタイプなど、熱が均一に伝わるよう配慮されたものが主流となってきています。また、ほとんどのタイプで、床面の過昇温を制御するサーモスタッド機能や異常加熱を防止する温度ヒューズなどを装備しています。
浴室暖房乾燥機はどんな仕組みなの?
電気の浴室暖房乾燥機は、ヒーターを利用します。広い浴室内も一気に暖め、乾燥時間も大幅に短縮できるのが特長です。温水配管工事やボイラー等の熱源機設置も不要なので、取付・施工は比較的簡単です。
(注)エコキュートとは別に設置いただく必要があります。
電気式の浴室暖房乾燥機はパワーが弱いの?
200ボルトタイプの『ヒーター式』浴室暖房乾燥機ならパワーは十分。暖房も乾燥もスピーディーです。しかも、入浴中は体にやさしい遠赤外線暖房を使うなど、健康面(体のこと)もしっかり考えられています。また、温水配管が不要など、施工性にも優れています。
電気式のミスト付きサウナがあるって聞いたけど
既存のエコキュートや電気温水器に後付けで取り付け可能なタイプ、エコキュート(給湯機)と一体型のタイプがあります。給湯機と連動するタイプは、割安な深夜電力で沸かした温水の熱を利用できるので、光熱費がおトク。
どんな床でも床暖房って導入できるの?
電気式床暖房にはさまざまなタイプがあります。ヒーター式であれば今使っている床の上にそのまま設置可能なものもあり、このタイプなら、ほとんどの場合1日で設置できます。なお、床仕上げ材と床暖房パネルの総厚みが12mmの薄型タイプにすれば、既存の床の上に設置しても段差を最小限に抑えることができ、ドアの開閉にもほとんど支障がありません。
暖房機器を選ぶポイントは?
暖房機器には、エアコン、床暖房などがあります。エアコンは、温風吹き出しによる対流暖房を行うものであり、工事が最も簡単です。夏は冷房にも使用でき、導入費もお得で、経済性・環境性を重視される方におすすめです。最新式は、省エネ性やパワー性能が大幅に向上しており、従来に比べると、スピーディーな暖房が可能になるとともに、他の暖房に比べると光熱費がおトクです。床暖房は、部屋の空気を巻き上げず、輻射熱による自然暖房で、床下から頭寒足熱の快適な住環境を実現します。通常のエアコンなどに比べると、電気式でも、ガス式でも光熱費が割高になりやすく、暖房費を抑えるためには、住居(および)床下の断熱性を高めることが必要となります。
おすすめの電気床暖房は?
快適性・省エネ性から、ヒートポンプ式温水床暖房がおすすめです。ヒートポンプ式温水床暖房は、温水を循環させて暖めるタイプであり、仕組みはガスや灯油式と同じです。温水を作る熱源に火を使わず、空気の熱を利用(=ヒートポンプ技術を利用)するため、光熱費が割安で、省エネ性に優れています。床暖房単体で設置するタイプもあれば、1台の室外機でエアコンと床暖房を行うエアコン連動型、エコキュートのお湯を利用して床暖房も行う、給湯機と一体となったタイプ(エコキュート多機能タイプ)があります。 単体設置タイプの中には、全館暖房にもおすすめの40~60畳を暖房できる機種もあり、寒冷地でも対応が可能です。