オール電化はかしこく電気を使うライフスタイル
オール電化の暮らしは、空気の熱を利用するエコキュートや、日々省エネ性能を向上させている家電製品の省エネメリットをうまく引き出し、電気をかしこく効率的に利用するライフスタイルです。
家庭で使うエネルギーがぐんと減ります
オール電化住宅は、都市ガス併用住宅と比べると、確かに使用する電気は増えます。しかしエコキュートの高い効率性により、必要となるエネルギー量はぐんと減ります。
<試算条件>■年間負荷◎給湯:16.3GJ◎暖房:13.0GJ(LDK:10.3GJ、その他居室:2.7GJ)(注)電気・都市ガス併用住宅の場合はLDKのみをガスファンヒーターとエアコンの併用とする◎調理:2.0GJ◎冷房:10.8GJ◎電灯・コンセント:12.6GJ(注)電灯使用量比(一般家庭モニター平均値をもとに算定)デイタイム:20%、@ホームタイム:55%、ナイトタイム:25%■機器効率◎給湯(都市ガス)従来型ガス給湯器:85%、エコジョーズ:95%、(電気)エコキュート:300%(APF3.0)(注)エコキュートはセミオートタイプ(昼間沸き増しなし)(注)配管ロス5%別途考慮◎暖房エアコン:460%、ガスファンヒーター:100%◎調理(都市ガス)ガスコンロ:56%、(電気)IH:90%◎冷房エアコン:380%

電気の使用が少ない時間帯に、電気を上手に使うことができます
電気の使用量は季節や昼夜で大きな差があります。電気は貯めておくことができないため、電力会社は年間の電力需要のピーク(最大電力)に合わせて発電設備をつくっています。一年の中で最も電気が多く使われるのは夏の平日午後1時から4時頃。節電において特に重要なのは、この時間帯の使用電力を減らすことです。

つまり、オール電化の暮らしは、電気の使用量が少ない時間帯を利用して
かしこく電気を使うライフスタイルなのです。
「高温足し湯」を上手に使いましょう
入浴時間があく場合など、お風呂を温め直すときには「自動保温」機能はOFFにし(リモコンで0時間に設定する)、「高温足し湯」を使用しましょう。「自動保温」や「追い焚き」よりも「高温足し湯」の方が省エネで経済的です。
(注)機種により、「高温足し湯」機能がついていないものもあります。
前日の残り湯を沸かし直すより、新たにお湯はりを
前日の残り湯を「追い焚き」することもできますが、一度冷めたお湯を温めると、新しくお湯はりするよりも効率が悪くなることがあります。(タンクのお湯が不足したり、昼間に沸かすことが多くなる場合があります)また、残り湯を何日も沸かし直して使うのは、衛生面からもおすすめできません。もし使うにしても前日の残り湯にとどめた方がよいでしょう。残り湯は、洗濯や庭木の水やり等に利用すればムダがありません。
最も効率的なモードに設定を
エコキュートにはいくつかの沸き上げモードが用意されていますが、各メーカーがおすすめする最も効率的なモードで使用されるのが一番効率的です。(例:省エネモード)
(注)ただし、頻繁にお湯が足りなくなる(昼間に沸き増しがかかる)場合は、より多くのお湯を沸かすモードに変更してください。
給湯機の設定をご確認ください
自動沸き増し機能が付いている場合、タンクの残湯量が少なくなると自動で感知して昼間でもお湯を沸き増します。「全量沸き増し」や「多め」などのモード設定にしていると、お湯を少し使うだけで昼間に沸き増しをしてしまいます。昼間に運転することは、光熱費の増加にもつながります。
お湯の使用量が少ない夏季などは、昼間の沸き増しをなるべく行わず、深夜に沸かしたお湯のみを利用することが、節電にも光熱費削減にも効果的です。一度給湯機の設定をご確認ください。
留守にする場合は「不在設定」
旅行などで家を留守にする場合は「不在設定」がおすすめ。設定した期間だけ運転が止まるので、ムダな沸き上げがなくなります。お帰りになる日の前夜から運転するよう設定してください。
リモコン表示は消灯に設定
リモコンの表示は、常時は消灯するように設定すれば、待機時消費電力を減らすことができます。
(注)機種により、この機能がついていないものもあります。
エコキュートはもともと省エネ性の
高い給湯機です
エコキュートは、空気の熱を利用した「ヒートポンプ技術」でお湯を沸かす給湯機です。空気の熱は、太陽光や風力と同じ「再生可能エネルギー」だから、とてもエコ。しかも消費電力は従来の電気温水器に比べ、約3分の1(注)で済みます。毎日の湯沸かしにエコキュートを利用する。ただそれだけで省エネでエコなのです。
(注)メーカーカタログ値を元に比較。

省エネ型の機器を選ぶ
家電製品は最新モデルほど省エネ効果が高くなっています。製品選びは、ラベルが目印になります。

電気のムダづかいをなくす
スイッチをこまめに切る、プラグをコンセントから抜いて待機電力を減らす、冷暖房は適温で、など細かな工夫の積み重ねが大きな省エネ効果につながります。
エアコン、冷蔵庫、照明、テレビの4つは電気の使用量が多い分、うまく使えば省エネ効果も高くなります。

家をまるごと省エネ化する
新築・改築の際、熱が外に逃げにくい「高気密・高断熱化」をぜひご検討ください。冷暖房に使う電気を節約できます。高気密・高断熱住宅との相性がとても良いこともオール電化の特色です。高気密にすると結露や室内の汚れには従来以上の注意が必要になりますが、オール電化なら火を使わないため、空気の汚れや結露を抑えることができます。
冷房と除湿の違い
除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。「再熱除湿」は最近のエアコンについている機能で、温度を下げずに湿度を下げることができます。
それぞれの機能を消費電力だけで比べると、少ない順に「弱冷房除湿」「冷房」「再熱除湿」の順になります。しかし「再熱除湿」も梅雨など部屋の温度を下げずに快適にすごしたいときに大切な機能です。それぞれ機能の特徴を知り、目的に応じてうまく使い分けましょう。

(注)機種によって機能が異なります。ご採用の機器についてお確かめください。
冷房は28℃、暖房は20℃
すでにご存じとは思いますが、エアコンの適温設定をおさらい。冷房時は28℃、暖房時は20℃を目安にしましょう。エアコンは電気消費が大きな機器です。その分、省エネ効果も大きくなります。
扇風機を合わせて使いましょう
エアコンと合わせて上手に扇風機を使えば、冷房時も暖房時も省エネになります。冷房時は、扇風機の風を体にあてるとさらに涼しく感じます。暖房時は、暖まった空気を扇風機で部屋全体に循環させましょう。
他にも、夏場は“すだれ”や“よしず”で日差しを和らげ、冬場は床まで届く厚手のカーテンを使用すると効果的です。
室外機のまわりに物を置かない
室外機の吹出口に物を置くと冷暖房の効率が下がります。整理整頓して物を置かないようにしましょう。
フィルターを掃除しましょう
月に1~2回を目安にフィルターを掃除しましょう。目詰まりすると効率が下がり、電気を多く消費します。
炊飯器での保温は4時間までが目安
ごはんを炊飯器で保温するなら4時間までが目安。それより長く保温するなら、電子レンジで温め直した方が使うエネルギーが少なくなります
食器洗い乾燥機は上手に使えば手洗いよりも省エネ
食器洗い乾燥機を使うときは、まとめて洗いましょう。手洗い(給湯器を使用)よりも節約・節水につながります。また洗浄終了後、扉を開けて余熱だけで乾燥させればさらに省エネです。
IHの予熱は、短め・中火でOK
IHクッキングヒーターは火力が強いので、基本的に強火での予熱はいりません。蓋をして予熱すると側面まで早く温まり、さらに省エネです。
長時間の煮込み料理は保温カバーを利用して
弱火でじっくりと煮込みたい、というときは市販の保温カバーを使うと省エネです。煮立ったらスイッチをオフにして保温カバーをかぶせることで、余熱で調理できます。
また、家族の食事時間がまちまちなご家庭では、保温カバーに入れておけば、お料理を温め直す時間と電気が節約できます。
電気ポットのつけっぱなしは大きなムダ
電気ポットは消費電力がたいへん大きな器具です。低めの温度で保温し、必要に応じて再沸騰させて使いましょう。長時間使用しない時はプラグを抜きましょう。
掃除機は一気にかけた方が省エネ
スイッチを入れた瞬間は大きな電力を消費するので、スイッチを頻繁に入り切りすると電気のムダづかいになります。前もって部屋を片づけておけば、一気に掃除機をかけることができます。
テレビは省エネモードに
省エネモードに設定するとともに画面の輝度を下げましょう。見ていないときは消しましょう。
温水洗浄便座は季節に合わせて調節
便座の温度を季節に合わせて調節しましょう。冷房期間はオフにするのを忘れずに。冬はふたを閉めると省エネ効果が高まります。
照明はすぐに再点灯するときも消しましょう
照明はこまめに消しましょう。すぐにまた点けるから…と思っても、一度消した方が省エネです。
白熱電球は、電球型蛍光ランプやLED電球に
白熱電球を電球型蛍光ランプやLED電球に交換すると、ほぼ同じ明るさで消費電力をぐんと減らすことができます。また、寿命が長いので捨てる電球が減り、環境にもやさしくなります。
洗濯はまとめ洗いで回数を減らしましょう
少量の洗濯物をその都度洗うよりも、洗濯機の定格容量の8割程度まで入れて洗濯回数を減らした方が効果的です。