電磁界の基礎知識 身の回りの電磁界

私たちの身の回りにはさまざまな「電界」や「磁界」が存在します。
送電線から発生する「電磁界」は、家電製品などと同じくらいです。
また、国際ガイドラインおよび国の規制値と比較しても大幅に小さいレベルです。

磁界の例

身の回りの電磁界の大きさを示した図

電界の例

IEEE規格5キロボルト毎メートル、ICNIRPガイドライン4.16キロボルト毎メートル、電気設備の技術基準3キロボルト毎メートル。雷雲時の地表は、3キロボルト~20キロボルト毎メートル、静電気5キロボルト~20キロボルト毎メートル。送電線・変電所(地表上1メートル)0.1キロボルト~3キロボルト毎メートル。

出典:通商産業省(現経済産業省)資源エネルギー庁「電磁界影響調査・検討報告書」(1993年)、理科年表(国立天文台編)

送電線からの電磁界

送電線に流れる電流は、3本1組となっています。これを「三相交流」といいますが、それぞれの電線には、ある瞬間において3本に流れる電流値の合計が、ちょうど0となるようなタイミングで交流電流が流れています。このため、各電線から生じる磁界は、ほとんどが相互に打ち消し合うため、それぞれの電線からの距離の差によって生じるアンバランス分のみが送電線付近の磁界となります。

送電線から発生する磁界は、距離の2乗から3乗に反比例して小さくなっていきます。

電磁界は、発生源から離れると急速に弱くなることを示した図