火力発電は、石油などの燃料を燃やして得られた熱エネルギーを、発電設備によって電気エネルギーに変えて取り出すものです。
汽力発電方式
汽力発電方式のしくみ
重油やLNG(液化天然ガス)、石炭などの燃料を燃やして、ボイラーで高温・高圧の蒸気を作ります。この蒸気を使って蒸気タービンの羽根車を回すことで、タービンにつないだ発電機を動かし発電します。当社の多くの火力発電所がこの方式です。
石炭火力発電所の例
中部電力の汽力発電方式火力発電所
四日市・尾鷲三田・知多・武豊・西名古屋・渥美・知多第二・川越・碧南火力発電所
コンバインド・サイクル発電方式
コンバインド・サイクル発電方式のしくみ
発電に使った熱を再利用して、また発電に使う方式です。
はじめに燃料のガス(LNG)を燃やすと、熱が発生すると同時に、そのガスの体積は急激に膨張します。この膨張の力を利用してガスタービンの羽根車を回します。ガスタービンから出た排気ガスはまだ高温なので、次にこれを再利用して、高温・高圧の蒸気を作り、蒸気タービンを回します。
こうして2つのタービン(「ガスタービン」「蒸気タービン」)を回すことにより、効率よく発電できます。
中部電力のコンバインド・サイクル発電方式火力発電所
新名古屋・四日市・川越火力発電所
発電所の主な設備
汽力発電方式発電所の主な設備
貯炭場
運搬場から陸揚げされた石炭を貯炭場に積付し、コンベアでボイラーに送ります。
ボイラー
貯炭場から送られてきた石炭を、細かい粉状にして燃焼します。この燃焼の熱を利用して、ボイラー水を高温・高圧の蒸気にしタービンへ送りこみます。
タービン発電機
ボイラーで作られた高温・高圧の蒸気はタービンを毎分3,600回転という高速で回転させ、これに直結している発電機が電気を起こします。
変圧器
発電機で起こされた電気を遠くへ無駄なく送るため、この変圧器で27万5,000Vなどの高電圧に高めます。この後、送電線を通って各地に送られています。
コンバインド発電方式発電所の主な設備
排熱回収ボイラー
ガスタービンを回転させた高温の排気ガスの熱を利用して、蒸気を作ります。
ガスタービン
蒸気の代わりに高温・高圧の燃焼ガスでタービンの羽根車を回転させて発電します。



