火力発電所の取り組み 海を汚さないために

発電所の運転に伴って発生する排水は、排水処理設備で浄化し、水質連続測定装置などにより、常時監視をしながら排水しています。また、復水器で使用する海水の水温上昇をおさえるため、取水にあたっては温度の低い深層からゆっくり取り入れ、放流においては放水流速を低減させゆるやかに表層へ放流するなど、周辺環境への影響を少なくするよう配慮しています。

構内排水対策 発電所で使用した水は、排水処理設備において処理したうえできれいな水として排水しています。排水は測定装置により常時監視しています。
温排水対策 復水器で使用する海水の取水はカーテンウォールを設け、温度の低い深層からゆっくり取り入れるとともに、ゆるやかな流速で表層へ放流するなど温排水の周辺海域への影響を少なくしています。
火力発電所の排水処理対策

排水処理設備

発電所内から出る水は、排水処理設備の各処理装置に入り、不純物を取り除き、きれいな水にて排出しています。

凝集沈澱槽

排水中の不純物を取り除くために凝集剤を入れ、不純物を凝集沈澱させています。

排水処理設備の写真

排水処理の流れ

排水処理設備の処理装置は、排水中の処理対象物質ごとに、最適な処理方法を採用しています。

石炭火力の例

(1)脱硫排水処理装置(発電所の排煙脱硫装置および機器の洗浄に伴って発生する排水の中には、金属や窒素などが含まれるため、脱硫排水装置で金属、窒素などを除去処理します。)(2)廃液排水処理装置(ボイラーなどから排水される酸・アルカリ排水および窒素分を含まない水処理装置からの排水は、廃液排水処理装置で中和し、浮遊物を除去処理します。)(3)生活排水処理装置(ビルなどからの排水に含まれるBDD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)などを除去処理します。)

COD:化学的酸素要求量
BOD:生物化学的酸素要求量
SS:浮遊物質量