原子力発電所の安全対策 何重もの安全対策

原子力発電所の安全対策

原子力発電所の安全対策は、「どのような場合にも放射性物質の危険から周辺の人々の安全を確保すること」が基本です。
そのため原子力発電所では、「危険なものを扱っている」「機械は故障する場合もある」「人はミスをする場合もある」という考えのもと、何重もの安全対策をとっています。
たとえば、機械が故障しても危険な状態を自動的に避けるシステム(フェイル・セーフ)や操作を間違うと機械が受けつけなくなるシステム(インターロック)の採用などにより、事前に異常の発生を防ぎます。

それでも異常が起きたときは、制御棒を瞬時に自動的に挿入して、原子炉を停止するしくみを設けるなど、事故への拡大を防ぎます。万一事故に発展しても、大量の水を注入して原子炉を冷やす非常用炉心冷却装置(ECCS)を完備し、さらに燃料が破損したとしても、原子炉格納容器で放射性物質を閉じ込めるなど、多重の防護システムを採用しています。

安全確保のしくみ

【図解】安全確保のしくみ

出典:資源エネルギー庁「原子力2008」他
(「原子力・エネルギー」図面集2009)