放射性廃棄物の処理や処分場の問題を抱え、また先進国の中でも原子力発電の廃止を掲げる国があります。そのような状況でも原子力発電を進めるのですか?
ご回答
わが国はエネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っております。また周りが海で囲まれているため、欧州各国のように他の国から電気を直接輸出入することができません。その中で、原子力発電は、ウラン燃料のリサイクルが可能で、また運転中に二酸化炭素を排出しないことから、「電源多様化の柱」として、また「地球温暖化防止のための有効な電源」として、開発・利用を進めているところであります。
今後、世界のエネルギー需要は、アジアを中心とした発展途上国で大幅に増加することが予測されており、先進国の責務として、長期的観点で原子力の開発・利用に引き続き取り組んでいくことが重要であると考えております。
なお、高レベル放射性廃棄物につきましては、人間の生活環境に影響を及ぼさない地下300メートルより深い地層中に最終処分する方針となっており、平成40年代後半頃に処分の開始を行う計画です。平成14年12月には概要調査を行う候補地の公募が始まり、最終処分に向けての活動は確実に進められているものと考えております。
今後も安全性を最優先に原子力発電に取り組んでまいります。