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当社は技術開発の推進や建設工事における生物への配慮をはじめとし、生物多様性の保全に努めています。

これまでの主な取り組み

1 技術開発

海藻草類の種苗生産と藻場造成技術の開発

海藻の群落を「藻場」と呼びます。「藻場」は、魚介類の産卵や生息する場所を提供すると共に、窒素やリンなどを吸収して育つので海の浄化に重要な役割を担っています。しかしながら近年、沿岸域の埋立事業や海況変動による磯焼けなど様々な要因で藻場が減少しています。
藻場を人工的に造成する場合は、一般的に天然の海藻を刈り取りながら移植する手法で行われていますが、当社では岩礁域に生息するアラメ・カジメについて陸上水槽で人工的に種苗を生産・育成する種苗生産技術とその種苗を海域に移植する藻場造成技術を開発しました。この開発した技術は、中部国際空港建設工事の際のカジメの藻場造成に採用されました。
また、干潟周辺の砂浜域に多いアマモについても、アラメ・カジメと同様に種苗生産や藻場造成技術を開発しました。この技術は、環境技術を一般に広く普及させることを目的とした「環境省環境技術実証事業」において、三重県が実証機関となり、アマモ場造成による生物生息環境改善効果が実証され、2010年6月に環境省からロゴマークの交付を受けました。

アマモの写真環境省環境技術実証事業ロゴマーク

海の生態系を支えるアマモ

希少植物の保護技術開発

社有地や電力設備周辺で生育が確認された希少植物を保護するため、植物個体の増殖や群落再生に関する研究に取り組んでいます。
これまでに、サルメンエビネ、キョウマルシャクナゲ、タデスミレなどの生理・生態の解明や増殖技術を確立し、その保護に努めています。
なお、タデスミレの増殖は国内初の成功であったため、貴重な研究資料として国立博物館(筑波実験植物園)、軽井沢町立植物園等へ寄贈され、栽培管理されています。

タデスミレの写真

タデスミレ

バイオテレメトリー技術の開発

河川構築物(ダムなど)が水生生物の生態に与える影響の軽減を目的に、河川魚に小型発信器を装着しその行動を解析する技術(バイオテレメトリー)を確立しました。水生生物を対象としたバイオテレメトリーは、国内での事例は極めて少ない技術です。この技術は、琵琶湖におけるニゴロブナの行動追跡調査や紀の川流域(奈良~和歌山)における魚類行動調査に活用されています。

PDFを開きます技術開発ニュースNo.138 お役たちコーナー「河川に住む魚の行動を徹底追跡」[PDF:1,126KB]

2 建設現場における猛禽類の保全活動

2014年5月に営業運転を開始した徳山水力発電所(岐阜県揖斐郡揖斐川町)の建設工事においては、猛禽類や希少植物の保全活動に取り組みました。猛禽類であるクマタカの保全については、その行動圏や繁殖状況を調査し、専門家である日本ワシタカ研究センターの指導のもと、繁殖活動に影響を与えない施工方法によって工事を実施しました。その結果、2010年には、猛禽類が繁殖に成功しています。また、工事区域内にコウライイチイゴケなどの希少植物が確認されたため、有識者の指導を受けて工事区域外への移植を実施し、定着していることを確認しています。

コウライイチイゴケ移植の様子

コウライイチイゴケの移植

3 碧南火力発電所(エコパーク)における取組み

シギ・チドリ類の渡来地である愛知県の矢作川河口域に接する碧南火力発電所では、野鳥池や外敵の侵入を防ぐ循環水路を設けるなど、生物生息環境の保全に配慮した「エコパーク」を整備しています。

へきなんたんトピアの写真

へきなんたんトピア

4 特定外来生物の駆除

河川管理施設および周辺地に侵入する特定外来生物(植物)の駆除を進め、生物多様性の保全に努めています。

特定外来生物の写真

5 新型LNG船のバラスト水対策

新型LNG船の「勢州丸」「越州丸」は、積載するバラスト水に混入する海洋生物が他海域の生態系 に悪影響を及ぼさないようにするためのバラスト水処理装置を備えています。

※バラスト水:船舶の姿勢制御のため「重し」として積載される海水。採水した海域と異なる海域で排出されて、生態系などに及ぼす問 題が生じている。

勢州丸の写真

勢州丸の写真

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