干潟(ひがた)の生き物たちは、水をきれいにしてくれるけど、川や海の水がよごれすぎると、生き物たちは生きていけないよ。水をきれいにしてくれる干潟の働(はたら)きや、そこにすむ生き物たちのつながりを守るために、みんなにもできることがあるよ。ぜひ実行しよう!
藤前干潟(ふじまえひがた)は、鳥を守る国の保護区(ほごく)になっているほか、世界的(せかいてき)にも大切な場所としてラムサール条約(じょうやく)※に登録(とうろく)されている貴重(きちょう)な干潟だよ。
1980年代のこと、名古屋市ではごみが増(ふ)えて、将来(しょうらい)捨(す)てるところがなくなりそうになってしまったので、藤前干潟(ふじまえひがた)にごみの処分場(しょぶんじょう)をつくる計画が立てられたんだ。でも市民(しみん)が干潟を守る活動やごみを減(へ)らす運動を行い、その結果(けっか)、計画は中止されたよ。ごみと資源(しげん)を細かく分ける名古屋市のルールは、このとき決められたものなんだ。ごみを正しく分けて、資源として使えるものをリサイクルすることで、捨てるごみを減らすことができるよ。ごみの分別(ぶんべつ)のルールを守ることは、干潟を守ることにつながっているんだ!
干潟(ひがた)を守ることは海や生き物を守るだけでなく、私(わたし)たちの暮(く)らしを守ることにつながるんだね。