森のちから

森のがっこう
森は私たちの「いのち」と「くらし」を守っているよ。

森には自然の神秘(しんぴ)ともいえる、驚(おどろ)くべきパワーが宿っているんだよ。
地球の未来は、森のちからを抜(ぬ)きに語ることはできないんだ。

森のちから1:森は生き物のすみか。

森には樹木(じゅもく)のほかに、コケや草花などの植物、鳥や動物、虫、さらには微生物(びせいぶつ)と、たくさんの生き物が生きているよ。その生き物たちはお互(たが)いにかかわり合いながら、「森の生態系(せいたいけい)」をつくっているんだ。この生態系は、私(わたし)たち人間にも大きく関係している。生態系が安定していれば、森はちからを発揮(はっき)して、私たちにさまざまな恵(めぐ)みを与(あた)えてくれるんだ。

森のちから2:二酸化炭素(CO2)を吸収する。

森の木や植物は二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸(す)って、酸素(さんそ)を放出している。いわゆる「光合成」を行っているんだ。二酸化炭素といえば、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の主要な原因(げんいん)といわれている物質(ぶっしつ)。その二酸化炭素をどんどん吸収(きゅうしゅう)する森は、地球温暖化を防止(ぼうし)する上で大きな役割(やくわり)を果たしているんだよ。

どれだけ二酸化炭素を吸収できるの?

50年生の杉(すぎ)の木1本あたり、1年で平均(へいきん)して約14kgの二酸化炭素を吸収していると言われているよ。環境家計簿(かんきょうかけいぼ)では、みんなの家庭から出る二酸化炭素の量を何本の杉の木で吸収できるか解(わか)るよ!試してみてね!


森のちから3:水をつくり、水をたくわえる。

森の土はスポンジのようにすき間がたくさんあるんだ。だから森は保水力(ほすいりょく)が抜群(ばつぐん)。雨水の約35%を地下水としてたくわえることができるといわれているよ。その水をゆっくりと時間をかけて川に流していくから、大雨のときは洪水(こうずい)を防ぐことができるし、雨の少ないときは川が枯(か)れないように働く。つまり、森は自然のダムなんだ。それに森は浄水器(じょうすいき)のような役割も果たしているんだよ。森の土を通った水には、ミネラルや栄養分がたっぷりと含(ふく)まれているんだ。

森のちから4:山くずれや洪水を防ぐ。

森がない山では、雨水が地表を流れ、土砂(どしゃ)を一緒(いっしょ)に押し流(おしなが)してしまうんだよ。でも、森があれば大丈夫(だいじょうぶ)。森の土は、落ち葉や木の枝(えだ)、植物でおおわれている。これらが雨のしずくと一緒(いっしょ)に土砂が飛び散ることを防いでいるんだ。また、木の根は、土や石をしっかりと抱(だ)きかかえてくれるから、山くずれが起きにくくなるんだよ。