森のなかまたち

森のがっこう
森のいのちは、すべて、つながっているよ。

内ヶ谷の森にはたくさんの動物・植物が生きているよ。
みんなは名前をどれだけ知っているかな?

森のなかまたち1:内ヶ谷の森の生き物

たくさんいる動物・昆虫(こんちゅう)・植物の一部を紹介(しょうかい)するよ。

動物
ニホンイノシシ

ニホンイノシシ
低い山から平地の森林~草原に生息し、木の実や木の根、草、果実などを食べたり、昆虫(こんちゅう)、カエル、ヘビ、ミミズなどの小動物も食べる雑食性(ざっしょくせい)だよ。基本的(きほんてき)には日中に行動し、人間が生活している地域(ちいき)では夜に行動することもあるよ。

キツネ(イヌ科)

キツネ(イヌ科)
都市郊外(としこうがい)から山岳地(さんがくち)まで様々な環境(かんきょう)に生息し、特に森林と畑地が混在(こんざい)する田園環境(でんえんかんきょう)を好むよ。ノネズミ、鳥類、昆虫(こんちゅう)などの小型動物を食べ、野生の果実類、農作物、家畜(かちく)、人家のゴミを食べることもあるんだよ。

タヌキ(イヌ科)

タヌキ(イヌ科)
郊外(こうがい)の住宅地周辺(じゅうたくちしゅうへん)から山地まで広く生息し、鳥類、ノネズミ類などの小型動物、昆虫(こんちゅう)、野生の果実類(カキやアケビなど)を食べるよ。糞(ふん)を特定の場所に集中さる「ため糞」を行うよ。

カモシカ(ウシ科)

カモシカ(ウシ科)
ブナ、ミズナラが多い樹林(じゅりん)に生息し、樹(き)木の葉や草、ササなどを食べるよ。特定の場所に糞(ふん)を集めるよ。目の下の眼下腺(がんかせん)から出る粘液(ねんえき)を木にこすりつけ、なわばりを示(しめ)すマーキングをさかんに行うよ。

アカゲラ(キツツキ科)

アカゲラ(キツツキ科)
背中(せなか)が黒く、白い逆ハの字形(ぎゃくはのじけい)の模様(もよう)があるキツツキ類で、全長は約24cmだよ。枯(か)れて音が響(ひび)きやすい木の幹(みき)を連続してたたくこと(ドラミング)でなわばりを主張(しゅちょう)するよ。

シジュウカラ(シジュウカラ科)

シジュウカラ(シジュウカラ科)
胸(むね)に黒いネクタイのような模様(もよう)を持ったカラ類で、全長約15cmでスズメほどの大きさだよ。林の下層(かそう)や地表にてで昆虫類(こんちゅうるい)をつかまえるよ。巣箱をよく利用し、ブロック塀(へい)や郵便(ゆうびん)受けなどに巣を作ることもあるよ。

ヒダサンショウウオ(サンショウウオ科)

ヒダサンショウウオ(サンショウウオ科)
本州中央部の標高200~1,000m付近の山地渓流(さんちけいりゅう)に生息する流水性(りゅうすいせい)のサンショウウオだよ。二次林に多く見られ、大きさは約8~18cmだよ。2~4月に日光のささない大きな石の下や伏流水(ふくりゅうすい)の中に産卵(さんらん)するよ。

ヤマアカガエル(アカガエル科)

ヤマアカガエル(アカガエル科)
平地から丘陵地(きゅうりょうち)の水田や湿地(しっち)、山地の比較的(ひかくてき)高地まで生息しているよ。2~6月に水田や池、沼(ぬま)、湿地などの浅い部分で産卵(さんらん)するよ。成体の大きさは約4~8cmで、キャララ、キャララ・・・という声で鳴くよ。

ニホンマムシ(クサリヘビ科)

ニホンマムシ(クサリヘビ科)
全長約40~65cmで森林から平野の田畑まで広く生息しているよ。全体的に太短く、尾(お)も短くて急にくびれているよ。非常(ひじょう)に強い毒性(どくせい)を持っているけど、マムシの方から積極的に向かってきてかみ付くことはないよ。

昆虫
ニシカワトンボ(カワトンボ科)

ニシカワトンボ(カワトンボ科)
春から初夏にかけて平地や山地の清流で見かけるトンボだよ。特に、5、6月に多く見られるよ。大きさは、体、羽ともに約4cmで、羽化した水辺から離(はな)れることはなく、オスは流れるほとりになわばりを持つよ。

ショウジョウトンボ(トンボ科)

ショウジョウトンボ(トンボ科)
体長約3cm、羽約3.5cmで、お腹(なか)が太めのトンボだよ。オスは成熟(せいじゅく)すると鮮(あざ)やかな赤色になるよ。主に、平地や丘陵地(きゅうりょうち)の植物が茂(しげ)る池、湿地(しっち)、水田などの止水域(しすいいき)に生息しているよ。4月下旬(げじゅん)から10月末頃(ころ)まで見られるよ。

オオカマキリ(カマキリ科)

オオカマキリ(カマキリ科)
体長は約7~9.5cm、体の色は緑または黄かっ色だよ。自分よりも小型の生きて動く昆虫(こんちゅう)をえさとしていて、時にはトカゲやカエルなどの小型動物をつかまえるよ。林縁(はやしべり)の草むらや樹上(じゅじょう)で多く見られるよ。

ジョウカイボン(ジョウカイボン科)

ジョウカイボン(ジョウカイボン科)
体長約2cmで体はかっ色、農耕地(のうこうち)や草地周辺の雑木林(ぞうきばやし)に生息しているよ。成虫は5~9月頃(ころ)まで見られるよ。カミキリムシに似(に)た大きなアゴで小さな昆虫(こんちゅう)を食べるよ。平清盛(たいらのきよもり)の法名「浄海坊(きよしうみぼう)」から名付けられたんだよ。

キアゲハ(アゲハチョウ科)

キアゲハ(アゲハチョウ科)
平地から高山帯で見られるよ。1年に3~4回、3~11月に発生し、寒冷地では7~8月に春型が見られるよ。明るい開けた畑や草原に生息しているよ。地上で吸水(きゅうすい)し、アザミ類、ヒャクニチソウ、ツツジ類でみつを吸(す)うよ。

アサギマダラ(マダラチョウ科)

アサギマダラ(マダラチョウ科)
4~10月に1~2回発生し、一部は北上するよ。移動性(いどうせい)が強く、市街地から高山帯で見られるよ。ほとんど羽ばたかずに風に乗って高く舞い上(まいあ)がるよ。ヒヨドリバナやアザミ類でみつを吸(す)って、地上で水を吸うこともあるよ。

ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)

ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)
本州より南の温暖地(おんだんち)に生息しているよ。九州より北では、第1回目が2~5月に羽化し、秋までに4~5回発生するよ。ヒャクニチソウ、コスモス、セタカアワダチソウなどでみつを吸(す)うよ。

ミスジチョウ(タテハチョウ科)

ミスジチョウ(タテハチョウ科)
1年に1回、5月下旬(げじゅん)~6月に羽化し、山地や寒冷地では8月頃(ころ)まで見られるよ。主に山地の樹林(じゅりん)に生息し、あまり花には集まらず、地上で吸水(きゅうすい)し動物の糞(ふん)でミネラル分を吸収(きゅうしゅう)するよ。

コムラサキ(黒色型)(タテハチョウ科)

コムラサキ(黒色型)(タテハチョウ科)
寒冷地では1年に1回、7~8月に羽化するよ。市街地でも見られ、河川敷(かせんしき)などヤナギ類があるところに生息するよ。地上で吸水(きゅうすい)し、ヤナギ類、クヌギなどの樹液(じゅえき)を吸(す)い、動物の糞(ふん)にも集まるよ。黒色型はクロコムラサキともいうんだよ。

植物
スギ(スギ科)

スギ(スギ科)
直径2m、樹高(じゅこう)40mにもなり、寿命(じゅみょう)の長い木として知られているよ。日本各地に自生、または有用材として広範囲(こうはんい)に植林されているよ。材は建築(けんちく)のほか、樽(たる)(たる)、わり箸(はし)など様々なものに使われるよ。4月頃(ころ)に開花するよ。

ヒノキ(ヒノキ科)

ヒノキ(ヒノキ科)
直径1m、樹高(じゅこう)30mになる木だよ。古くから生活と深くかかわりがあり、ヤマビワと擦(す)り合わせて火をおこすときに利用されてきたよ。スギと同じように、建築材(けんちくざい)として広く使われているよ。4月頃(ころ)に開花するよ。

ホオノキ(モクレン科)

ホオノキ(モクレン科)
山地に生え、直径1m、樹高(じゅこう)20~30mになる木だよ。葉の長さは約20~40cmで、やや厚(あつ)くてかたく下面は白っぽいよ。花は直径約15cmで、5~6月頃(ころ)に枝(えだ)の先に上向きで咲(さ)き、いい香(かお)りがするよ。

ブナ(ブナ科)

ブナ(ブナ科)
日本の温帯林の代表的な樹木(じゅもく)で、高さは約30mにもなるよ。ブナ林は保水力(ほすいりょく)が良く、自然の水源地(すいげんち)といわれているんだよ。森の地表面で育つ植物や菌類(きんるい)が多種多様で豊(ゆた)かな森を作っているよ。花は5月頃(ころ)に咲(さ)き、実は食べることができるよ。

サワグルミ(クルミ科)

サワグルミ(クルミ科)
山地の谷沿(ぞ)いに生育するよ。幹(みき)は直立し、高さは約30mで、樹幹(じゅかん)は卵状球形(たまごじょうきゅうけい)になるよ。葉は約6~12cmの小葉が集まって約20~30cmの奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう=奇数(きすう)の小さい葉が鳥の羽根のようについている)になるよ。5月頃(ころ)に開花し、雌花序(しかじょ=雌花(めばな)の集まっている部分)が長さ約20~30cmの果穂(多くの小さな果実が集まっている部分)になるよ。

ヤマオダマキ(キンポウゲ科)

ヤマオダマキ(キンポウゲ科)
奥(おく)まった山地の林の縁(えん)や道ばたなどに生育する多年草だよ。高さは約30~50cm。花は6~8月に咲(さ)き、径は3~3.5cmほどで、茎(くき)の先に下向きにつくよ。麻糸(あさいと)を巻(ま)きつける「おだまき」からこの名がついたんだよ。

ヤマアジサイ(ユキノシタ科)

ヤマアジサイ(ユキノシタ科)
湿(しめ)った林内や沢(さわ)沿(ぞ)いに生育し、高さは1~1.5mだよ。6~8月頃(ころ)、枝先(えださき)に小さな両性花(りょうせいか)と長い柄(がら)のある装飾花(そうしょくはな)をつけるよ。花の色は白色、淡(あわ)い青紫色(あおむらさきいろ)、淡い紅色(べにいろ)など、変化が多くみられるよ。

ヤマブキ(バラ科)

ヤマブキ(バラ科)
山地の谷川沿(ぞ)いなど、湿(しめ)ったところに生育する落葉低木だよ。庭に植えられることもあるよ。高さは約1~2mで、4~5月に直径約3~5cmの鮮(あざ)やかな黄色の花が咲(さ)くよ。しなやかな枝(えだ)が風に揺(ゆ)れる様子から名付けられたよ。

イワウチワ(イワウメ科)

イワウチワ(イワウメ科)
山地の林内や岩場に群(むら)がって生育する多年草だよ。岩の上に生育し、葉の形がうちわに似(に)ていることから名付けられたよ。4月頃(ころ)に淡(あわ)い紅色(べにいろ)の花が咲(さ)くよ。

森のなかまたち2:森の生態系

これら森の生き物たちはみんな密接(みっせつ)にかかわり合って、「生態系(せいたいけい)」をつくっているんだ。

  • 光合成を行って成長する植物
  • 葉を昆虫(こんちゅう)が食べる
  • 昆虫を鳥や動物が食べる
  • 鳥や動物を、より強い鳥や動物が食べる
  • 強い鳥や動物もやがて死んでいく
  • 動物の死がいや枯(か)れた植物は土の中の生きものやキノコ、微生物(びせいぶつ)によって分解(ぶんかい)され、土にかえる
  • 土は植物が成長するための栄養となる

森では上の図のような活動が繰り返(くりかえ)されているんだ。これを「食物連鎖(しょくもつれんさ)」と言うんだよ。

生態(せいたい)ピラミッド
これは食べられるものを下において、食べるものを上に積み上げた図です。食べるものは食べられるものを食べつくしてはいけないので、数が少なくなっているんだね。何かの原因(げんいん)で、ある生き物が減(へ)ると、バランスがくずれて最終的にはその地域全体(ちいきぜんたい)の生き物の危機(きき)につながるんだよ。

植物、動物、微生物(びせいぶつ)、太陽の光、空気、水、土・・・これらはすべてつながっている。
このつながりの何か一つにでも変化が起きると、全体に影響(えいきょう)が出てしまう。だから森を守ることことは大切なんだ。

食物連鎖イラスト