2010年6月1日
梅雨時に水田の横を歩いていると、突然(とつぜん)カエルが飛び出してびっくりしたことない?でも、今は世界各地で両生類が激減(げきげん)し、もう会えなくなったカエルがいるかも。
ところで「生物多様性(せいぶつたようせい)」ってなに?
一般的(いっぱんてき)には「種(しゅ)」、「遺伝子(いでんし)」、「生態系(せいたいけい)」の多様性(たようせい)と言われているよね。
カエルを例にとってみようね。
まず「種」の多様性とは
アマガエル、トノサマガエル、ヒキガエル、モリアオガエルなどいろいろな種類のカエルがいること。
次に「遺伝子」の多様性。
たとえば同じ種類のカエルでも、環境(かんきょう)のちがう都市と地方のグループに分かれて生活していると、最初は同じ遺伝子でも、子孫を残していくうちに、都市のグループから ある遺伝子は消えてしまったけど、地方のグループにはそのまま残っていることがあるよ。こうしてカエルごとの遺伝子のバリエーションがたくさんできていくよ。 数がいくら多くても遺伝子が同じで、異常気象(いじょうきしょう)などの変化があった場合、ほとんど同じように影響(えいきょう)を受けてしまう。だから遺伝子の多様性がないと種の存続(そんぞく)が危(あぶ)なくなるんだよ。
そして「生態系」の多様性。
カエルは、蚊(か)やガなどの昆虫(こんちゅう)を食べる。またヘビなど、より大きな動物のエサとなるんだよ。カエルがいなくなると、昆虫が大発生したり、ヘビやさらにはそれを食べるワシやタカなどが減(へ)ってしまうよ。そうすると生き物の世界のバランスがくずれて、「生態系」の多様性が保(たも)てなくなってしまうよ。