緑のカーテン 中部電力のあゆみ(紹介映像)

緑のカーテンっていつ生まれたの?どんな効果があるの?その答えを探していくうちに、緑のカーテンの意外な役割を発見しました。

映像3 省エネ効果の実証

<テロップ:1991年(平成3)「緑のカーテン」という言葉は、既に使われていた・・・>

ナレーション

1991年「緑のカーテン」という言葉はすでに使われていました。名付け親はいったい誰なのでしょうか?後藤さんが読んだレポートを手がかりに、技術開発本部を訪ねます。当時の資料から、植物による省エネ効果を研究していた松井さんという名前が浮かんできました。愛知県豊川市に松井さんを訪ねます。松井民憲(たみのり)さんは中部電力を定年退職されて6年目を迎えます。在職中は技術研究所を中心に研究畑で活躍していました。

松井民憲さん

オイルショック以来やはり電気の節約っていう、省エネルギーっていう声が高まって、まあ色々やったんですけれど、冷蔵庫だとかアイロンだとかそういう小さなものよりも、クーラーの方がパワーが大きいものですから。それをこう…工夫した方が効果があるんじゃないかっていうことで。使い勝手っていう方で植物を使った事に目をつけたんですけれど。

ナレーション

松井さんは植物が日光を反射するところに注目しました。室内に入る日光を遮り、空調機器の負荷を下げることで省エネ・節電ができないかと考えたのです。

松井民憲さん

日本は古来から空調としてヨシズを使ったり、アサガオだとかヘチマを使ったりするっていうことをやっておられたんですけれども。じゃあ実際ヨシズの場合ってのは植物が枯れたものを使っている。まあそれと(比べて)アサガオやヘチマだとかは生きているってことで、実際使われているものがどのくらい本当に差があるっていうことを先ず確かめようっていう…

<「緑のカーテン」とヨシズの比較イラスト>

ナレーション

外気温32度という条件の下で、「緑のカーテン」とヨシズに同じ熱量の日光を当てます。どちらも隙間から40パーセント程度の熱が通過します。さらにヨシズは熱を吸収するため、そこからも34パーセントの熱を放出します。つまりヨシズは熱の26パーセントしかカットできません。これに対し「緑のカーテン」は残りの熱をほとんど反射するため、60パーセントの熱をカットできることが分かったのです。

松井民憲さん

植物による“ラジエーター効果”っていうのは非常に(節電効果が)見込まれるということで、実際に家庭用のクーラーを使って、そういうものが本当にどれくらい効果があるかっていうことを、研究をスタートしました。実際には同じ建物を二つ建てて、植物は…すだれをやった場合とやらない場合、それがどう違うかっていうことのテストを行いました。

<テロップ:1985年(昭和60)緑のカーテン省エネ効果実証実験>

ナレーション

二つの建物とも午前8時から11時の間、28度で冷房運転をして、同じ条件の下でエアコンの消費電力を測定しました。結果は予想をはるかに上回りました。

<消費電力の測定結果一覧表>

ナレーション

消費電力の測定結果です。どのデータを取っても「緑のカーテン」のある方の消費電力が少なくなっています。節電率は全て20パーセントを上回り、平均30パーセントの節電効果のあることが実証されたのです。

松井民憲さん

試験をしますとですね、非常に効果が良くて、2割3割っていう節電効果が出るってことで、これは非常にいい事だっていうことで、社内的にもすぐPRをしましたし、また論文だとかそういうものにも色々PRしました。いちばんそれでも嬉しかったのは、朝日新聞の「天声人語」に載せていただいたことが、いちばん光栄だったかなと思っています。

<テロップ:Q「緑のカーテン」と名付けたのは誰ですか?>

松井民憲さん

私は「緑のカーテン」ってのは(誰が名付けたか)分からないですけれど、私たちが実験を始めた頃は「植物すだれ」っていうことで、植物を使ったという意味で(名前を)つけていましたので…分からないですね。

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