定例記者会見(2006年) 4月度 川口社長 定例記者会見

平成18年4月27日
中部電力株式会社


本日、私からは
・平成17年度の電力販売実績
・電力系統 制御用SMES(スメス)の実証試験の実施
の2点につきまして、お話しいたします。

(平成17年度電力販売実績)

  • ○はじめに平成17年度の電力販売実績につきまして、お話しいたします。

  • ○「資料1」(平成17年度電力販売実績について)をご覧ください。

  • ○平成17年度の電力販売実績の合計は1,305億6千百万キロワットアワーとなり、前年度に引き続き過去最高を記録いたしました。

  • ○これは、前年度の実績を38億9千8百万キロワットアワー、率にして3.1%上回るものであります。

  • ○増加要因としては、厳冬の影響から暖房需要が増えたこと、大規模工場を中心とした生産活動が活発であったことなどが考えられます。

  • ○暖房需要について申し上げますと、昨年の12月は記録的な大雪となるなど、11月以降、3月まで平年に比べて気温が低く推移しました。

  • ○これにより、当社の冬季最大電力は、5年ぶりに、計4回、更新を続けて2月に2,390万キロワットを記録いたしました。

  • ○また、冬季における1日あたりの使用電力量につきましても、12月に計3回、過去最大を更新し、4億7,884万キロワットアワーを記録いたしました。

  • ○次に内訳を見てみますと、一般のご家庭のお客さまにつきましては、今申し上げましたように厳冬の影響によって、暖房設備の稼動が増加したことなどから、前年度に比べて2.5%プラスの伸びとなりました。

  • ○オフィスビルや商業施設などの業務用のお客さまにつきましては、施設の稼動が堅調なことや万博開催・空港開港の影響などから、前年度に比べて4.4%プラスの伸びとなりました。

  • ○なお、万博の電力販売実績への影響については、万博関連施設と、ホテルや鉄道等への波及効果をあわせて約2億7千万キロワットアワー(販売電力量全体の約0.2%にあたりますが)、プラス効果があったと見ております。

  • ○工場など、産業用のお客さまにつきましては、自動車向け鋼材に代表される鉄鋼や、自動車関連部品、液晶・半導体といった機械などの業種が好調であったことから、前年度に比べて3.0%プラスの伸びとなりました。

  • ○すでにご案内のとおり、当社は、今月から電気料金の値下げを実施しております。

  • ○今後も価格面だけでなく、電気の品質や、お客さまのニーズに応じたきめ細かなサービスなど非価格面においても、ご評価いただき、お客さまにお選びいただくよう、全社一丸となって取り組んでまいります。

(電力系統 制御用SMES(スメス)(超電導電力貯蔵システム)の実証試験の実施について)

  • ○次に、当社の技術開発につきまして、お話しいたします。

  • ○「資料2」(電力系統 制御用SMES(スメス)の実証試験の実施について)をご覧ください。

  • ○当社は現在、三重県亀山市でシャープ様のご協力をいただき、雷などによる瞬間的な電圧低下の影響から、お客さまの設備を守るための装置として、SMESの実証試験を行っております。

  • ○これまでの実証試験では、落雷時にSMESが機能することを確認しており、シャープ様からも良い評価をいただいております。

  • ○このたび、SMESをお客さまの設備ではなく、電力系統に直接つなげることによって、電力系統内の電気を広く安定させるための実証試験を実施することといたしました。

  • ○従来のSMESは、電圧を安定させるため、瞬間的に電力を放出した後、充電までにある程度の時間(フル充電に約60秒)を要していました。

  • ○今回のSMESは電力の貯蔵と放出を随時、短時間で繰り返し行うことができ(フル充電に約9秒)、電力系統内の急激な負荷変動が生じた都度、その影響を防止することができます。

  • ○これまでは、お客さまの急激な負荷変動などがあった場合に、電力系統の電圧や周波数が変動することがありましたが、こうした場合でも高品質な電気を安定的にお客さまのもとへお届けできると期待しております。

  • ○具体的には、今年度末から古河日光発電株式会社様の細尾発電所において、1万キロワットの実証機を用いた試験を開始する予定であり、その準備を進めております。

  • ○現在、電気に関するお客さまのご要望は多岐にわたっており、お客さまにお選びいただくためには、お役に立てる技術開発を進め、電気の品質や付加価値を高めることが重要であります。

  • ○今後も当社は、将来の収益や販売活動につながる戦略的な技術開発を進め、電力自由化の厳しい競争を勝ち抜いてまいります。

  • ○私からは以上であります。

以上