定例記者会見(2006年) 7月度 三田社長 定例記者会見

平成18年7月28日
中部電力株式会社


本日、私からは、
・平成18年度第1四半期決算
・この夏の電力の需給状況
・マレーシア国でのパーム椰子房バイオマス事業への参画
の3点につきまして、お話しいたします。

1.平成18年度第1四半期決算


(四半期決算の概要)

  • ○第1四半期の連結決算の収支につきましては、「資料」(平成18年度第1四半期決算について)の1ページをご覧ください。


  • ○売上高につきましては、電気事業において、販売電力量が増加したことなどにより、374億円の「増収」となり、5,164億円となりました。


  • ○一方、費用につきましては、電気事業において、人件費や減価償却費の減少はありましたが、燃料費の増加などにより、309億円増加しました。


  • ○この結果、前年同期に比べまして、経常利益は80億円の「増益」となり、757億円となっております。


  • ○第1四半期の個別決算の収支につきましては、「資料」の8ページをご覧ください。


  • ○売上高が4,995億円、経常利益が750億円となり、連結決算と同じく、「増収増益」となっております。


  • ○連結決算および個別決算の詳細につきましては、資料のとおりでございます。

(平成18年度の収支見通し)

  • ○次に、通期の収支見通しでございますが、「資料」の12ページをご覧ください。


  • ○販売電力量は、1,282億kWhと前年を1.8%下回るものと予想しており、販売電力量の減少などから、連結売上高は2兆1,350億円程度と「減収」を見込んでおります。


  • ○一方、費用につきましては、経営全般にわたるコストダウンを推進するものの、燃料価格の上昇や、浜岡原子力発電所5号機の停止等による燃料費の増加などが見込まれます。
     このため、連結経常利益は950億円程度、連結当期純利益は570億円程度とそれぞれ「減益」を見込んでおります。


  • ○また、個別決算における収支見通しでございますが、売上高は2兆500億円程度、経常利益は850億円程度、当期純利益は520億円程度になる見通しであります。
     これにより、連結決算・個別決算ともに「減収減益」を見込んでおります。


  • ○収支見通しの詳細につきましては、資料のとおりでございます。
      連結決算・個別決算とも、さる7月11日に業績予想の修正をさせていただいた内容から変わりはございません。


  • ○当社としては、今後とも安定供給、安全面に最大限の配慮をしつつ、経営全般にわたり一層の合理化・効率化に取り組み、徹底したコストダウンに努めてまいります。

2.この夏の電力の需給状況

  • ○次に、この夏の電力の需給状況について、お話しいたします。


  • ○記録的な大雨をもたらした今年の梅雨でありましたが、東海地方もいよいよ梅雨明けが間近となり、本格的な夏を迎えようとしております。
     当社の、この夏の最大電力は、これまでのところ7月14日に、2,645万キロワットを記録しております。


  • ○一方、電力の供給面におきましては、浜岡原子力発電所5号機のトラブルはありましたものの、休止中であった武豊火力発電所3号機および4号機の稼働や、他社からの電力購入などにより、8%程度の予備率を確保できております。


  • ○また、すでにご案内のとおり、私を本部長とする「電力需給対策本部」を、さる7月10日に設置いたしました。


  • ○具体的には、本部長を中心とする指揮命令系統を明確にし、電力の需給状況の変化に対して速やかに対応できる体制としております。


  • ○今後、厳しい暑さが続くと思われますが、お客さまには安定して電気をお届けできるよう、万全の体制を敷いてまいります。

3.マレーシア国でのパーム椰子房バイオマス事業への参画

  • ○最後に、当社の海外エネルギー事業についてお話しします。


  • ○「資料」(マレーシア国でのパーム椰子房バイオマス発電事業への参画について)をご覧ください。


  • ○当社は、平成22年度までの5年間を「海外エネルギー事業の発展期」として位置付けており、現在、積極的に事業を展開しております。
     海外エネルギー事業の方向性としては、長期かつ安定的な収益の確保を目指した「発電事業」と、収益の確保とCO2排出権の獲得を目指した「環境関連事業」を主なものとしております。


  • ○このたび、「環境関連事業」の一環として、新たにマレーシア国において、「パーム椰子房バイオマス発電事業」へ参画することといたしました。


  • ○パーム椰子房とは、パーム椰子から、パームオイルの原料となる実の部分を取り除いた残りの部分のことであります。
      パーム椰子房は通常、その大半が廃棄処分され、温室効果ガスであるメタンを大気中に放出します。


  • ○今回のプロジェクトは、このパーム椰子房を燃料として活用する、出力1万kWの発電所を2ケ所、開発するものです。
     これにより、地域の環境保全に貢献するとともに、当社としましては、CO2排出権の獲得が期待できます。


  • ○本プロジェクトはすでに、「CDM」、つまり「クリーン開発メカニズム」のプロジェクトとして国連CDM理事会の承認を得ており、約200万トンのCO2排出権を獲得する見込みです。


  • ○2008年3月の運転開始を目指し、1ケ所目の発電所の建設工事に間もなく着手する予定です。詳細は資料のとおりであります。


  • ○京都メカニズムを活用する取り組みとしましては、この他に、「世界銀行炭素基金」、「日本温暖化ガス削減基金」への出資や、「タイ国籾殻発電事業」といった環境対策に役立つプロジェクトへ参画しております。


  • ○浜岡1、2号機の長期停止等により、「2010年度におけるCO2排出原単位を1990年度と比較して20%削減する」という、当社のCO2排出削減目標の達成は、非常に厳しい状況にあります。
     しかしながら、当初の目標に少しでも近づけるよう、今後も引き続き、環境関連の海外エネルギー事業に積極的に取り組んでまいります。


  • ○私からは以上であります。

以上