定例記者会見(2006年) 9月度 三田社長 定例記者会見

平成18年10月3日
中部電力株式会社


本日、私からは、
・この夏の電力需給の状況
・オール電化キャンペーン2006
・中国のクリーン開発メカニズム対象プロジェクト、いわゆるCDMプロジェクトからのCO2排出権の購入
以上の3点について、お話しいたします。

(この夏の電力需給の状況について)

  • ○最初に、この夏の電力需給の状況について、簡単にご報告いたします。


  • ○今年は、東海地方の梅雨明けが7月26日と平年より1週間ほど遅れましたが、その後は暑い夏となりました。


  • ○また、当社エリアの企業活動については、堅調な景気状況を背景に、自動車やデジタル家電向けの液晶・半導体などの生産が高水準で推移しております。


  • ○こうした中で、8月10日には「1日の電力使用量」が5億84万kWhと、4年ぶりに過去最高記録を更新いたしました。


  • ○電力需要のピークであります「最大電力」については、8月25日に、2,697万kWと、この夏の最高を記録いたしました。


  • ○一方、電力の「供給」面では、6月に浜岡5号機のトラブルが発生したこともあり、休止中の武豊火力3号機および4号機の稼働や、他社からの電力購入などの対策を適切に実施してまいりました。


  • ○この結果、今年の夏については、お客さまに安定的に電気をお届けすることができました。 今後も引き続き、電力の安定供給に努めてまいります。


  • ○なお、浜岡5号機の状況につきましては、現在、トラブルの原因究明に関して詰めの検討作業を行っております。 当社としましては、安全の確保を前提とした上で、早期の復旧に向け最大限の努力を続けてまいる所存です。


(オール電化キャンペーン2006について)

  • ○次に、10月1日からスタートしました「オール電化キャンペーン2006」の概要についてお話しいたします。


  • ○オール電化につきましては、おかげさまで、認知度の向上や、「質の高いライフスタイル」へのニーズの高まりもあり、近年、急速に普及が進んでおります。


  • ○資料1「オール電化住宅の普及動向について」をご覧ください。


  • ○当社エリア内におけるオール電化住宅の採用戸数は、本年8月末現在の累計で27万4千戸を超え、来年度末までの目標である「累計30万戸」に迫る勢いであります。


  • ○昨年度の増加分は約5万5千戸で、1日当たりにしますと約150世帯がオール電化住宅を採用されていることになります。


  • ○最近の特徴として、環境面や経済面で優れたエコキュートを採用いただくお客さまが増加しており、発売から4年で販売台数が10万台を突破し、8月末現在では11万3千台に達しております。
     エコキュートはC02削減に向けた取組みとして国も推奨しており、当社も引き続き積極的に推奨してまいります。


  • ○今回のキャンペーンは、こうした状況を追い風に、さらに一層のオール電化の普及を目指して、全支店や営業所はもちろん、メーカーや販売店などのご協力もいただいて、総力を挙げて推奨活動を展開してまいります。
     キャンペーン期間は12月末までの3ヶ月間とし、期間中の目標を、「オール電化住宅1万5千戸の増加」としております。


  • ○今回は、『一番欲しかったのはきっかけかもしれない』をキャッチコピーとして、お客さまにオール電化に関するさまざまな『きっかけ』を提供することを重要なテーマとしております。


  • ○具体的には、オール電化について、「知る」、「興味を持つ」、「調べる」、そして「購入する」といった行動の『きっかけ』を、テレビCMなどマス媒体によるPRや、宿泊券プレゼントなどのプロモーション活動を通じて提供してまいります。


  • ○また、オール電化をもっと知りたいお客さまや、実際に体験してみたいお客さまへのサービス強化策として、「Eライフ相談室」の受付時間の延長や、当社ウェブサイト上に、IHクッキングヒーターを仮想体験できるコンテンツ「オール電化バーチャル探検隊」を新たに開設しております。


  • ○今後は、これまでの主な購買層である30~40歳代のお客さまに加えて、50歳以上のシニア層などへのPRを強化するとともに、リフォームや集合住宅への普及促進にも力を入れてまいります。


  • ○今回のオール電化キャンペーンをきっかけにPR活動をさらに強化・充実させ、オール電化住宅の一層の普及拡大を目指してまいりたいと考えております。


(中国CDMプロジェクトからのCO2排出権の購入について)

  • ○最後に、中国のCDMプロジェクトからのCO2排出権の購入についてお知らせします。


  • ○資料2「中国CDMプロジェクトからのCO2排出権の購入について」をご覧ください。


  • ○当社は、地球温暖化対策をはじめとした環境保全への取組みを重要な経営課題の一つとして位置づけております。
     2004年4月に「中部電力グループ環境宣言」を制定し、グループ全体として、より具体的で実効性の高い環境経営への取組みを推進しております。


  • ○このたび、京都メカニズムを活用したCO2排出削減対策の一環として、中国で実施されるCDMプロジェクトからのCO2排出権の購入を新たに2件、決定いたしました。


  • ○1件目は、中国・寧夏回族自治区銀川市風力発電プロジェクトで、2006年から2012年の7年間にわたり、合計約40万トンのCO2排出権を購入するものです。


  • ○また2件目は、中国・江蘇省南京市のごみ埋立処分場から発生するメタンガスを回収し、これを燃料として発電するプロジェクトで、2008年から2012年の5年間に合計約60万トンのCO2排出権を購入するものであります。


  • ○中国は世界第2位のCO2排出国ですが、急激な経済成長に伴って、エネルギー消費の増加と環境の悪化が問題となっており、その解決には、エネルギー利用技術の向上や環境技術への投資が必要とされています。


  • ○今回新たに購入する2件は、当社にとって再生可能エネルギーからの初のCO2排出権の購入契約となり、中国の持続可能な発展にも寄与するものであります。
     中国は、広大な国土と多くの人口を有し、CDMプロジェクト実施のポテンシャルが高いと考えられることから、今後も案件の発掘に努めてまいります。


  • ○今回の購入により、当社がこれまでに獲得したCO2排出権は、合計で約1,000万トンとなり、当社の2005年度のCO2排出量、約5,900万トンの17%程度に相当します。


  • ○今後も引き続き、地球温暖化の防止に向け、各種のCO2排出削減の取組みを推進してまいります。


  • ○私からは以上であります。


以上