定例記者会見(2006年) 11月度 三田社長 定例記者会見

平成18年11月28日
中部電力株式会社


本日、私からは、
・当社 碧南火力発電所での石炭受け入れが累計で1億トンに到達した件
・先日、カタール国の第二副首相 兼 エネルギー工業大臣が当社をご訪問された件
の2点について、お話しいたします。

(碧南火力発電所での石炭受け入れが累計で1億トンに到達した件)

  • ○最初に碧南火力発電所の話題についてですが、「資料1」をご覧ください。
    この程、石炭火力としては国内最大を誇る碧南火力発電所において、石炭の受け入れの累計が1億トンに到達しました。
    これは、1ヶ所の石炭火力発電所としては国内初であります。


  • ○石炭1億トンは、概ねナゴヤドームの60杯分に相当します。また電気の量に換算しますと、2,900億kWh程度となり、これは当社の昨年度の販売電力量の「2倍強」に相当します。


  • ○平成2年10月に外航船「宮城丸」により石炭を初めて受け入れて以来、16年かけての記録となり、同発電所の所長を経験した私としても感慨深いものがあります。


  • ○同発電所がこれまでの間、安定して運転を続けて来られたのは、地元やマスコミの皆さま方など、多くの関係者の方々のご理解・ご協力があってのことであり、この場をお借りして御礼を申し上げます。


  • ○ご承知のとおり、浜岡原子力発電所5号機がタービン損傷によって停止を余儀なくされる中、碧南火力は7月から9月までの3ヶ月間、ほぼ100%の稼働率で運転を続け、夏場の電力の安定供給に大きく貢献いたしました。


  • ○また石炭火力は石油火力と比べて発電コストが低いため、浜岡がこのような状況の中、コスト面でも存在感を増しているところであります。


  • ○同発電所で受け入れた石炭はすべて海外からの輸入炭であり、これまでに世界8カ国から88銘柄を輸入してまいりました。


  • ○ひとことで石炭といいましても、銘柄ごとに品質が異なるため、複数の銘柄をブレンドして一定の成分を保ち、安定して燃焼させるなど、様々な工夫をしております。


  • ○石炭の輸送につきましては、5隻の専用船・専航船をはじめ、できる限り大型の船舶を活用することにより、輸送コストの削減に努めているところであります。


  • ○碧南火力発電所では、環境対策にも力を注いでおります。
    具体的には、最新鋭の装置によるSOx(硫黄酸化物)・NOx(窒素酸化物)対策に加えて、発電設備の熱効率の向上によるCO2対策や、発電に伴う廃棄物の発生の抑制・再利用などを、徹底して実施しています。


  • ○発電に伴い発生する石炭灰については、大半をセメント原料や建材として活用するととともに、培養土や、脱臭・土壌改良等に役立つ人工ゼオライト「シーキュラス」など、環境に優しいリサイクル商品として再利用しています。


  • ○今後も碧南火力発電所を安定的に運転することにより電力の安定供給を図るとともに、環境負荷軽減などの課題にも積極的に取り組んでまいります。

(カタール国の第二副首相 兼 エネルギー工業大臣が当社をご訪問された件)

  • ○次に、カタール国の第二副首相 兼 エネルギー工業大臣ご訪問の件について、同国と当社の友好関係に触れながら少しお話しさせていただきます。


  • ○去る11月13日に、カタール国のアル・アッティーヤ第二副首相 兼 エネルギー工業大臣が当社を訪問されました。
    アッティーヤ第二副首相には1993年以来、毎年当社をご訪問いただいており、今回が14回目となります。


  • ○同国と当社は、平成4年に当社が年間400万トンのLNGの調達を決定し、平成9年に日本の電力会社として初めて輸入を開始して以来、深い信頼関係を築き上げてきました。


  • ○こうした関係は、カタール国には国の経済成長を、また当社には燃料調達の安定性をもたらしてきました。


  • ○私はこの9月に初めて同国を訪問いたしましたが、アジア競技大会を控えたドーハ市内の目を見張るばかりの建設ラッシュに驚きを覚え、同国におけるLNGプロジェクトの開発に当初から関わった当社として、感慨深いものがありました。


  • ○LNG調達の面だけでなく、当社は、カタール国にて出力102.5万kWの発電設備と、日量27.3万トンの海水淡水化プラントを建設・運営するプロジェクトに参画しています。


  • ○アッティーヤ第二副首相はその事業会社「Q-Power(キューパワー)」の会長でもいらっしゃいます。
    今回、第二副首相は、当社への表敬訪問と併せて、当地で初めて開催された同事業会社の取締役会にご出席になりました。


  • ○カタール国のLNG生産量は数年後には年間7,700万トンに達し、世界第1位のLNG生産国となる見通しであります。


  • ○当社といたしましては、カタール国との友好関係を今後も維持・発展させながら、燃料の一層の安定調達に取り組んでまいりたいと考えております。


  • ○私からは以上であります。

以上