プレスリリース バックナンバー(2006年)

高効率セントラル空調システム「スマートセントラル」の共同開発について  ~空調機の運転状態に応じてシステム全体を最適制御することにより、従来に比べ約20%の省エネルギーを実現~

平成18年2月6日
株式会社ダイキンアプライドシステムズ
東京電力株式会社
中部電力株式会社
関西電力株式会社

 株式会社ダイキンアプライドシステムズと東京電力株式会社、中部電力株式会社、関西電力株式会社の4社は、このたび、空調機(注1)の運転状態に応じてシステム全体を効率的に制御することにより、従来に比べ約20%の省エネルギー(注2)を実現した、中規模・大規模業務用ビル向けの高効率セントラル空調システム「スマートセントラル」を共同開発いたしました。

 従来のセントラル空調システムは、ヒートポンプチラー(注3)でつくる冷温水の温度や、空調機の設定温度を、それぞれの機器ごとに設定しておりました。そのため、空調機の運転状態にかかわらず、ヒートポンプチラーは設定した温度の冷温水を常に供給し続けるなど、機器同士が十分に連係しておりませんでした。

 このたび開発した「スマートセントラル」は、ヒートポンプチラーに内蔵した新開発の「システム制御ユニット」が、空調機と直接通信し、空調機の運転状態に応じてヒートポンプチラーや冷温水ポンプ(注4)を制御することで、システム全体の最適制御を実現いたします。

 「スマートセントラル」の特長は、以下の通りです。

(1)システム全体の最適制御により約20%の省エネルギーを実現!

 「システム制御ユニット」が、以下の3つの自動制御を行います。これにより、従来に比べ約20%の省エネルギーを実現いたしました。


  1. ① 最も効率の良い負荷率となるようヒートポンプチラーの運転台数を制御
  2. ② 空調機の運転状態に応じて、ヒートポンプチラーでつくる冷温水の温度を制御
  3. ③ 必要な冷温水量に応じて冷温水ポンプの送水量を制御


(2)イニシャルコストを約10%低減!

 ヒートポンプチラー、冷温水ポンプおよび空調機ごとに別途設置していた計測器とコントローラを、各機器に内蔵または削減したことに加え、冷温水ポンプとヒートポンプチラーを一体化いたしました。これにより、設置工事費用が軽減され、従来に比べてイニシャルコストを約10%低減(注5)することができます。



(3)高い信頼性と拡張性

 システム全体を、株式会社ダイキンアプライドシステムズが提供するため、各機器間の制御に関する不具合が生じず、安定したシステム性能を発揮いたします。
 さらに、ダイキン工業株式会社製のビル用マルチエアコン(エコアイスを含む)との接続が容易です。



 本システムは、本年秋からダイキンアプライドシステムズが販売を予定しています。

 また、販売開始に先立ち、2月7日から10日まで開催される展示会「HVAC&R JAPAN 2006」(主催:(社)日本冷凍空調工業会)(注6)においてご紹介いたします。

 4社は、今後とも高効率・低コストの機器の開発に積極的に取り組み、お客さまのエネルギーコスト低減のニーズにお応えするよう努めてまいります。

以上


添付資料 「スマートセントラル」の概要



(注1)空調機:
ヒートポンプチラーでつくった冷温水を利用して室内温度・湿度を調整する機器。

(注2)従来に比べ約20%の省エネルギー:
従来型空調システム(ダイキンアプライドシステムズ社)における消費電力量試算値 343,000kWh
「スマートセントラル」における消費電力量試算値 280,000kWh
(343,000 kWh-280,000 kWh)/343,000 kWh×100=18.4%

<前提条件>

建物規模 延床面積22,000m2、空調面積15,000m2、地上12階 地下2階
用途 事務所
空調負荷 2,300kW(冷房容量)、1,500kW(暖房容量)
運転時間 冷房運転 6~9月  86日間 8~18時 
暖房運転 12~3月 82日間 8~18時 
試算方法 約1/30容量の実機運転試験結果にもとづいた試算

(注3) ヒートポンプチラー:
ビル空調、工場空調等に使用する冷温水をつくる機器。

(注4) 冷温水ポンプ:
ヒートポンプチラーでつくった冷温水を空調機まで搬送する装置。

(注5) イニシャルコストを約10%低減 

(50/60Hz)[%]
項 目 従来空調システム スマートセントラル
熱源機及び補機類費用 18/17 17/18
空調機及び補機類費用 27/28 27/28
計装工事費 17 8
その他工事 38 37
合 計(%) 100 89/91

※従来空調システムの合計額を100%として比較

<前提条件>

建物規模 延床面積22,000m2、空調面積15,000m2、地上12階 地下2階
空調負荷 冷房2,300kW、暖房1,500kW
熱源機容量 従来) 50Hz 冷房2,520kW 暖房2,680kW
  60Hz 冷房2,400kW 暖房2,840kW
スマートセントラル) 冷房2,300kW 暖房2,438kW
空調機 69台

(注6)「HVAC&R JAPAN 2006」(ヒーバックアンドアールジャパン)
第34回冷凍・空調・暖房展
平成18年2月7日(火)~10日(金) 10時~17時(最終日は16時まで)
東京国際展示場(東京ビッグサイト) 西展示場(西1ホール・西2ホール)
主催:社団法人日本冷凍空調工業会(http://www.jraia.or.jp/)
入場料:無料(登録制)



【製品関係のお問い合わせ先】

株式会社ダイキンアプライドシステムズ  H-VACシステム推進部
  (担当:池上 TEL 03-6414-5757)
  (担当:安藤 TEL 06-6447-2043)

【報道機関のお問い合わせ先】

ダイキン工業株式会社  広報部 本社 TEL (06)6373-4348(ダイヤルイン)
    東京支社 TEL (03)6716-0112(ダイヤルイン)
東京電力株式会社 広報部 報道グループ TEL (03)4216-1111(代表)
中部電力株式会社 広報部 報道グループ TEL (052)961-3582(ダイヤルイン)
関西電力株式会社 地域共生・広報室  
    報道グループ TEL (06)7501-0242(ダイヤルイン)