プレスリリース バックナンバー(2006年)

「部分更新対応型ビル管理システム」の開発 ~ビル管理システムのリニューアルを低コストで実現~

平成18年8月21日
中部電力株式会社

 当社は、中小規模建物(※1)の省エネと運転管理の効率化を低コストで図る「部分更新対応型ビル管理システム」を開発いたしました。
 現在、省エネと運転管理の効率化を図るため、自社建物への導入を開始しております。今後は、自社建物への活用だけでなく、お客さまへのエネルギーソリューションのひとつとして本システムをご提案してまいります。

 ビル管理システムとは、建物内で稼働している空調・熱源・電気等の設備を統合し、監視・制御するものです。近年、省エネや運転管理の効率化のニーズが高まり、エネルギー管理や省エネ制御、遠隔操作等に対応する高機能化が求められております。
 しかし、既設建物に設置されているビル管理システムの多くはメーカー独自仕様のため改造による高機能化は特別注文となり、また、リニューアル時においても中小規模建物に適した高機能システムが少なく、いずれも高コストでした。

 本システムでは、このたび開発した「協調コントローラ(※2)」および「信号入出力装置(※2)」を採用することにより、既設ビル管理システムとの協調連携制御を行うことが可能となり、既設システムそのものの改造を必要としない低コストでのリニューアルを実現することが出来ました。
 なお、「協調コントローラ」は、松下電工株式会社殿(大阪府門真市大字門真1048番地)、「信号入出力装置」は、渡辺電機工業株式会社殿(東京都渋谷区神宮前6丁目16番19号)と共同開発いたしました。

※1…延べ床面積で概ね20,000m2以下の建物が対象となります。

※2…「協調コントローラ」「信号入出力装置」の詳細については、別紙2をご参照ください。

 今回開発したシステムの主な特長は以下のとおりです。

1 部分更新が可能

  • ○必要な部分から段階的な更新が可能であることはもちろん、全面リニューアルにも対応


2 既設ビル管理システムの高機能化

  • ○省エネ自動制御(照明と空調等との連動制御、室内CO2濃度による最小換気制御等)
  • ○遠隔操作(Webサーバの搭載によりIP網で遠方の汎用パソコンから操作や監視が可能)
  • ○エネルギー管理(トレンドグラフ表示、設備性能評価等が可能)


3 イニシャルコストの低減

  • ○従来方式と比較した場合、約30%のコストダウン(当社建物でモデル試算)


 ※8月23日(水)~25日(金)に開催される「ENE-WAY2006」(名古屋市中小企業振興会館「吹上ホール」)にて、本システムの展示を行います。

以上

<別紙1>

「部分更新対応型ビル管理システム」導入事例

<部分更新の場合>



<全面更新の場合>



<別紙2>

「協調コントローラ」(松下電工株式会社製)

外観写真
機能 建物内で稼働している空調・熱源・電気等の設備を統合し、監視・制御する。
  • ・既設制御装置類との協調連携制御
  • ・中央監視機能(状態、警報、スケジュール、発停操作等)
  • ・機器自動制御(空調機、簡易熱源等)
  • ・省エネ自動制御
    照明と空調等との連動制御、室内CO2濃度による最小換気制御、間欠運転制御、外気冷房制御等
  • ・専用機器コントローラ(LonWorks®準拠)との連携
  • ・遠隔操作(Webサーバの搭載によりIP網で遠方の汎用パソコンから操作、監視が可能)
特徴 既設のビル管理システムそのものの改造をせず、既設システムとの協調連携制御を行う。
仕様
  • ・管理点数:200点/台(最大1000点、5台まで接続可)
  • ・制御対象機器数:空調機5台程度(制御ロジックによる)
  • ・通信:オープン通信規格に準拠
    ネットワーク通信:Ethernet 10BASE-T/100BASE-TX
    ローカル通信:LonWorks®

「信号入出力装置」(渡辺電機工業株式会社製)

外観写真
機能 「既設:ビル管理システム」、「既設:設備機器」および「協調コントローラ」との各種信号をやりとりする。
特徴 これまで、信号別の端末にCPUを搭載していたが、1つのCPUで複数の端末を受け持つことで、装置のコンパクト化(従来装置の5割減)と低コスト化(従来装置の3割減)を図ると共に、現場配線工事の省力化を行った。
仕様
  • ・1ユニット最大8連結(電力、アナログ、デジタル、測温抵抗体等の各種信号に対応)
  • ・オープン通信規格に準拠
    ネットワーク通信:Ethernet 10BASE-T/100BASE-TX
    ローカル通信:LonWorks®

以上