2010年7月21日（水曜日）7時4分頃、碧南火力発電所（愛知県碧南市港南町二丁目8-2 所長：栗山　章）において、同日6時19分頃発生した地震に伴い、設備健全性確認のため点検したところ、補給水脱塩装置C系列塩酸計量タンク用スクラバー（注1）排気管より白煙（注2）が発生していることを確認しました。

白煙発生箇所究明のため散水を実施し、白煙がおさまり、設備に異常がないことを確認しました。

本事象による人的災害および外部への影響はありませんでした。

また、本件については関係行政機関へ報告しました。

（注1）補給水脱塩装置とは、イオン交換樹脂によって水中にイオンとして溶け込んでいる不純物を除去し、発電設備で使用する純水を製造する装置であり、塩酸はイオン交換樹脂の性能を回復させるために使用しています。また、スクラバーとは、塩酸計量タンク内で発生した塩化水素を水で希釈・ 除害する装置です。

（注2）発生した白煙は、塩化水素と空気中の水分が反応して生じたものです。

以上