お知らせ

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碧南火力発電所2号機排煙脱硫装置「排水汚泥の埋立処分に係る判定基準値超過」に係る対策について

2011年10月25日
中部電力株式会社
碧南火力発電所

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当社は、碧南火力発電所2号機の排煙脱硫装置から排出された汚泥の一部に「産業廃棄物の埋立処分に係る判定基準(注1)」を超えたものが検出された(2010年7月20日にお知らせ済み)ことについて、原因調査を実施し対策の検討(2010年12月20日にお知らせ済み)を進めてまいりましたが、このたび再発防止対策の検討および検証が完了しましたので、お知らせいたします。

再発防止対策としましては、排水汚泥の処理に従来から利用していた凝集助剤(注2)に加え、あらたに両極性凝集助剤(注3)を添加し、排水汚泥に混入する微粒子灰の凝集効果を高めることとしました。また、両極性凝集助剤の採用により、キレート剤(注4)については、適正な量に変更しました。なお、本対策実施以降約6ヶ月間検証した結果、排水汚泥から水銀を検出した実績はありません。

関係者の皆さまに大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。今後は、再発防止対策の徹底に努めてまいります。

 

(注1)産業廃棄物の埋立処分に係る判定基準とは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定された基準です。

(注2)凝集助剤とは、水などに懸濁している粒子を凝集し沈降しやすくさせることで、水などから粒子の分離を促進させる薬剤です。

(注3)両極性凝集助剤とは、水などに懸濁している粒子を電気的な作用により凝集し沈降しやすくさせる薬剤のうち、プラスとマイナスの両極性を有するもので、より多くの物質に対し効果を発揮する薬剤です。

(注4)キレート剤とは、水銀など重金属イオンと反応して溶出を防止する薬剤で、排水処理装置などで実績のあるものです。

(これまでの公表状況)

  • 碧南火力発電所2号機排煙脱硫装置排水汚泥の埋立処分に係る判定基準値超過について
    2010年7月20日公表
  • 碧南火力発電所2号機排煙脱硫装置「排水汚泥の埋立処分に係る判定基準値超過」の続報について
    2010年12月20日公表

以上

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