プレスリリース
浜岡原子力発電所3号機の新燃料輸送について(お知らせ)
2010年06月17日
中部電力株式会社
当社は浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型、定格電気出力110万キロワット)の新燃料を下記のとおり受け入れましたので、お知らせします。
記
1 輸送年月日
2010年6月16日(水曜日)
2 輸送区間
原子燃料工業(株)(茨城県那珂郡東海村)~浜岡原子力発電所
3 輸送数量
新燃料集合体(ウラン燃料)192体(9×9燃料(B型))(輸送容器96個)
4 輸送方法
陸上輸送(トラック13台)
参考
以上
参考1
参考
9×9燃料について
9×9燃料には、燃料設計メーカの相違により、A型及びB型の2つの異なる設計があります。設計、形状は異なりますが、燃料の性能は同等となっています。
今回輸送したB型(3号機用)の仕様は以下のとおりとなっております。
9×9燃料(B型) |
|
燃料棒配列 |
9行9列 |
燃料棒数 |
72本 |
最高燃焼度 |
55GWd/t |
平均濃縮度 |
約3.8wt% |
ウォータチャンネル本数 |
1本(角管型) |
今回の輸送に使用した輸送容器の概要
型式 |
NT-IV型輸送容器 |
NT-XII型輸送容器 |
---|---|---|
輸送容器所有者 |
原子燃料工業(株) |
原子燃料工業(株) |
材質 |
軟鋼 |
ステンレス鋼 |
輸送容器重量(注) |
約1,100kg |
約940kg |
全長 |
約530cm |
約527cm |
全幅 |
約83cm |
約73cm |
高さ |
約82cm |
約80cm |
(注)重量:燃料集合体を収納しない状態
輸送容器は、国の技術基準により定められた9mの高さから落下、800℃の環境下に30分間放置するなどの厳しい条件下においても問題がないように設計されております。
新燃料の輸送実績について
これまでに、今回の輸送を含め、浜岡1~5号機までの合計で100回14,699体の新燃料の輸送実績があります。
(内訳)
ユニット |
輸送回数(回) |
輸送体数(体) |
---|---|---|
1号機 |
28 |
2,390 |
2号機 |
29 |
3,659 |
3号機 |
25 |
4,136 |
4号機 |
16 |
3,072 |
5号機 |
7 |
1,442 |
合計 |
105(100)(注1) |
14,699 |
(注1)1,2号機、1,3号機、1,4号機(2回)および2,5号機の同時輸送のため、浜岡原子力発電所への輸送回数は100回(カッコ内)となります。