プレスリリース

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浜岡原子力発電所5号機の調整運転開始について

2011年01月24日
中部電力株式会社

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当社は、これまで2009年8月11日に発生した駿河湾の地震を踏まえた5号機の耐震安全性への影響確認等について国のワーキンググループ(注1)に報告し、審議を受けてまいりました。2010年12月3日に審議が終了し、5号機の駿河湾の地震を踏まえた耐震安全性に問題ないことが確認されました。

当社は、その審議結果について地域の皆さまにご説明し、2011年1月15日に、御前崎市をはじめとする地元4市で構成されている浜岡原子力発電所安全等対策協議会(注2)から運転再開のご判断をいただきました。また、本日、静岡県からも同様のご判断をいただきました。

これまでの間、当社は、5号機の第4回定期点検を2010年3月15日から実施するとともに、2006年6月に損傷した低圧タービンの対策品への取り替えを行っており、プラント停止中に実施する予定としていた点検等は全て完了しております。

現在、当社は、上記のご判断を受け、5号機の起動に向けた準備を進めており、準備が整い次第、明日にも原子炉を起動し、調整運転を開始する予定です。

調整運転におきましては、段階的に出力を上げ、各段階で設備の点検や運転状態の確認を行うとともに、所定の検査を受検してまいります。定格熱出力到達後は、各設備が安定して継続的に運転可能であることを確認し、全ての検査が終了した上で、最終検査である国の総合負荷性能検査を受検することとしています。

なお、調整運転中に機器の不具合等を確認した場合には、必要な措置を講ずることとしており、措置方法によっては、原子炉を停止する場合もあります。

5号機の調整運転開始に際し、地域の皆さまから要請事項をいただいており、当社は、これを真摯に受けとめ誠実に対応するとともに、今後も地域の皆さまに安心・信頼いただける発電所を目指し、安全最優先、透明性の向上に努めてまいります。

(注1) 国のワーキンググループとは、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会耐震・構造設計小委員会の、地震・津波、地質・地盤合同ワーキンググループおよび構造ワーキンググループのことです。

(注2) 浜岡原子力発電所安全等対策協議会は、原子力発電所設置に伴う住民の安全確保ならびに地域開発について調査研究し、もって地域の発展と福祉の向上に寄与することを目的に、昭和46年に設置された協議会です。協議会は、御前崎市、牧之原市、掛川市、菊川市の市長、市議会の正副議長、漁業協同組合、農業協同組合、商工会および自治会の代表者ならびに女性や青年の代表などで構成されています。

参考

以上

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