プレスリリース

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カナダ・ゴアウェイ発電事業の権益追加取得について

2011年03月03日
中部電力株式会社
豊田通商株式会社

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中部電力株式会社(以下:中部電力、本社:名古屋市、社長:水野明久)と豊田通商株式会社(以下:豊田通商、本社:名古屋市、社長:清水順三)は、2009年9月からサイス・グローバル・パワー社(以下:サイス社)と共同で、カナダにおいてゴアウェイ発電事業に参画しています(2009年9月8日お知らせ済み)。このたび、本事業に関し両社はサイス社関連会社が保有する出資権益(50%)を25%ずつ追加取得いたしました。これにより、今後は中部電力と豊田通商が50%ずつ出資する合弁事業となります。

【出資比率】

出資比率の図

本事業は、カナダ最大の都市であるオンタリオ州トロント市の北西約35kmに位置するゴアウェイ発電所(天然ガス焚き出力87.5万kW)の電力を同州卸電力市場に販売するものです。同発電所では、最新鋭のガスタービンコンバインドサイクル発電設備を採用し、高効率かつ優れた環境特性を達成しています。本発電設備を運営する事業会社は、同電力市場に電力を販売する一方、カナダ・オンタリオ州電力公社から営業運転開始後20年間にわたる収入補填(注1)を受けることにより、長期にわたり安定した電力の供給を行ってまいります。

中部電力は将来にわたる持続的な成長を確かなものとするために、経営資源を最大限に活用して海外での事業展開を進め、収益の拡大を目指します。また、海外事業を通じて技術力やブランド力などの向上を図ることにより経営基盤を強化し、国内のエネルギーサービスをさらに充実させます。その一環として、エネルギー関連インフラ事業整備に取り組み、特に、発電分野では、北米・アジア・中東を中心として、2030年までに持分出力1,000万kWを目標に事業規模を拡大して参ります。今回の権益追加取得により、中部電力の海外発電事業における持分出力合計は約255万kWとなります。

豊田通商は、北米市場を発電事業分野における戦略的重要市場の一つと位置づけており更なる事業権益の獲得を目指しております。また、長期安定収益が見込める海外発電事業の強化を目指し、エネルギー効率に優れたシステムの採用や天然ガスおよび再生可能エネルギーの利用による環境に配慮した発電事業を、今後も世界中で積極的に推進してまいります。今回の権益追加取得により、豊田通商の海外発電事業における持分出力合計は約151万kWとなります。

(注1)発電事業者が安定した営業利益を得られるよう、一定の条件を満たした場合にはオンタリオ州電力公社が発電事業者に対して収入を補填する仕組み。

発電所の画像

別紙

以上

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