プレスリリース

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集合住宅向け電気自動車用普通充電システムの開発・販売について

2011年11月17日
中部電力株式会社

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当社(代表取締役社長:水野明久、所在地:愛知県名古屋市東区東新町1番地)は、愛知電機株式会社(代表取締役社長:山田功、所在地:愛知県春日井市愛知町1番地)と共同で、複数台の電気自動車(注1)を効率的に充電できる集合住宅向けの普通充電システム「Deco-System(デコシステム)」を開発しました。

本開発品は2011年12月1日より、愛知電機株式会社が販売を開始する予定です。

マンションなどの集合住宅では、電気自動車への充電は、一般的に共用の電気を使って行います。集合住宅の共用の電気は、廊下灯などに使われることが多く、通常、使用電力に大きな変動が発生することはありません。そのため、今後、電気自動車の普及拡大に伴い、集合住宅の管理者にとっては、複数台の電気自動車の充電により一時的に大きな電力を使用する場合がある(電気の契約容量が大きくなる)ことや、料金徴収のため個人別の電気使用量を把握する必要のあることなどが課題として挙げられております。

本開発品は、負荷平準化機能付き制御装置を搭載しており、対象車の充電完了希望時間に合わせて、充電時間を分散させることで、電気の契約容量の増加を極力抑えることができます。また、ICカードによる個人認証により、個人別の電気使用量の把握も可能です。

さらに、契約・料金管理システムを搭載したことで、集合住宅の管理者が、契約容量のシミュレーション(注2)や利用者への最適な課金を容易に行えるよう支援します。

なお、本開発品は2011年12月2日から東京ビッグサイトで開催される「SMART MOBILITY CITY 2011(注3)」において、展示紹介する予定です。

「集合住宅向け電気自動車用普通充電システム」の主な特長

(1)契約容量以下に制御

複数台の電気自動車を充電する場合、負荷平準化機能付き制御装置により充電装置の充電時間を分散させて、電気の契約容量などを超えないようにすることができます。

(2)個人別電気使用状況の把握

集合住宅の管理者は、ICカードによる個人認証と契約・料金管理システムにより、個人別の電気使用量や充電回数、使用料金などを一覧表示で確認できます。また、充電車両条件に応じた契約容量や課金方法をシミュレーションすることができます。

(3)安心機能

予め登録された使用者以外によるいたずら防止のために、非接触ICカードにより個人認証を行います。

(注1)電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHV)。

(注2)充電車両条件(EV・PHV台数、充電時間・充電量)や電力契約容量などの諸条件に応じた負荷平準化シミュレ-ションや契約容量を選定可能。また、課金方法(月極・時間・回数・電力量)を選択でき、充電設備に関わる費用などの回収診断を行うことができる。

(注3)SMART MOBILITY CITY 2011
開催日:2011年12月2日(金)~11日(日)
会場:東京ビッグサイト(第42回東京モ-タショ-2011の会場内)
主催:一般社団法人 日本自動車工業会

【開発製品・販売に関するお客さまからのお問い合わせ先】

愛知電機株式会社 機器事業部 機器営業部 機器営業グル-プ
 TEL 0568-35-1226(平日のみ 8:30~17:00)

別紙

以上

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