プレスリリース

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浜岡原子力発電所敷地内外における地質調査結果について

2014年06月18日
中部電力株式会社

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当社は、浜岡原子力発電所の地質に関するデータ拡充を目的として、発電所の敷地内外における地質調査を実施していましたが、調査が終了したことからその結果についてお知らせします。
2013年7月26日 調査計画お知らせ済み

今回の調査により、発電所敷地内に確認しているH断層系と同様の地層のずれが敷地北側にかけてほぼ等間隔に分布することが認められました。

H断層系および敷地北側に認められる地層のずれには、詳細な観察の結果、地層が堆積してまだ固結していない時期に形成され、さらに地層が固結してからは活動していないことが推察される性状がこれまでと同様に認められました。

また、発電所敷地北側において実施したトレンチ調査において、地層のずれを覆う後期更新世(注)に堆積したと考えられる泥層が認められ、その泥層に地層のずれによる変位・変形は認められませんでした。

これらの調査結果は、H断層系の活動性に関するデータを拡充するものであり、今回の調査結果を踏まえても、H断層系および敷地北側に認められる地層のずれは、地層が堆積して間もないまだ固結していない時期に形成され、地層が固結してからは活動しておらず、少なくとも後期更新世以降における活動はなく、地震を起こしたり地震に伴ってずれを起こしたりするものではないと考えられます。

当社は、今後も最新知見の反映に努め、更なる信頼性の向上に努めてまいります。

(注)後期更新世とは、地質時代の区分の一つで約13万年前から1万年前の間を示します。

別紙

以上

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