プレスリリース

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空調管理コントローラー「省エネシーマスⅡ」の開発・発売について~快適・簡単・経済的なデマンド抑制機能を追加~

2015年03月23日
東芝キヤリア株式会社
中部電力株式会社

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東芝キヤリア株式会社(取締役社長:近藤弘和、所在地:神奈川県川崎市、以下「東芝キヤリア」)および中部電力株式会社(代表取締役社長:水野明久、所在地:愛知県名古屋市、以下「中部電力」)は、2010年10月に発売した空調管理コントローラー「省エネシーマス」に、共同開発した快適・簡単・経済的なデマンド(注1)抑制機能を搭載した「省エネシーマスⅡ」を東芝キヤリアより2015年10月に発売します。

2014年4月から、店舗・オフィス等における省エネルギー対策の推進と電力ピーク対策を措置した「エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正する等の法律」が施行されました。これにより、お客さまが従来の省エネ対策に加え、ピーク時間帯の使用電力を削減する取り組みを行った際、原単位の改善率が大きく評価できる体系に変更されました。

一方、既にエネルギー管理義務の対象範囲は、「事業所単位」から「事業者単位」に変更となっており、多くの店舗を展開している小売業などのお客さまにとっては、各店舗の電力使用状況を効率的かつ簡易に管理する必要性が高まっています。

本商品は、こうした多くの店舗を展開している小売業などのお客さまにとって、デマンド値の設定変更などの手間がかからず安心して使用していただけます。また、今回搭載したデマンド(注1)抑制機能により、店舗内の快適性を維持することができるだけでなく、省エネ性に優れた高効率運転を実現することで電力を効率的に使用することが可能となります。

開発品の主な特長

1 快適性を維持しながら、同時に省エネ性も実現

デマンド時限の開始時から、デマンド設定値に応じて空調能力を高効率な領域で制御することで、安定した温度管理(注2)と省エネを実現します。

2 簡単施工、簡単設定

空調機の信号線や集中制御配線を有効利用することで、電力量計からの電力パルス取得用配線の接続のみの施工となります。また、空調管理コントローラーの各種設定を利用することで、設定の手間を大幅に削減できます。

3 店舗に最適。室内温度変動を考慮した手間なし安心デマンド抑制

主に店舗での使用を考慮して、室内の快適性維持を優先する「快適性優先モード(注3)」を装備しており、あらかじめ設定された室温の上限値以下(冷房時)、または下限値以上(暖房時)の範囲でデマンド抑制されます。

(注1) デマンド:お客さまがお使いになる最大需要電力(30分間平均値)

(注2) 安定した温度管理:室内温度の変動を少なくすることを意味し、室内温度を一定にするという意味ではありません。

(注3) 快適性優先モード:室温が上限値(冷房時)、あるいは下限値(暖房時)に達した場合は、デマンド抑制量が小さくなることがあります。

「省エネシーマスⅡ」システム構成の概要

「省エネシーマスⅡ」システム構成の概要の表

「省エネシーマスⅡ」システム構成の概要の図


以上

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