プレスリリース

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当社火力発電所の配管における寸法成績表の記載内容に関する神鋼メタルプロダクツ株式会社からの報告について

2017年11月10日
中部電力株式会社

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当社は、2017年11月9日、神鋼メタルプロダクツ株式会社 (以下、神鋼メタプロ社)から、渥美火力発電所4号機向けに納入された配管の寸法成績表(注1)において、碧南火力発電所4号機(注2)と同様に、一部に不適切なデータを記入していた事実を確認したことについて、報告を受けました。

不適切な事象としては、神鋼メタプロ社が調査を実施したところ、製造した配管(注3)の寸法成績表の一部において、配管両端の外径および肉厚の寸法を測定する計画に対し、実際には配管片側の寸法のみ測定し、もう片側の寸法は測定せずに想定される基準値内の数値を記載していたものです。

なお、神鋼メタプロ社からは、納入品サンプルにて引張強度試験、および化学成分分析試験などを実施しており、材質としての特性はJIS(日本工業規格)を満たしているとの報告を受けております。

当該配管は、蒸気を水に戻す復水器の熱交換器用配管として納入されたものですが、当社として取付け時の漏えい検査、日々の運転監視により、運転にも支障が無いことを確認しており、発電所の安全性に問題はありません。

当社は、神戸製鋼所および神戸製鋼グループ会社の不適切な製品の納品有無について確認を行っているところであり、今後の報告も踏まえ、適切に対応してまいります。

(注1)神鋼メタプロ社において、納品した製品の寸法(配管の外径や肉厚など)について検査結果を記載し、仕様を満たしていることを証明する書類。

(注2)神鋼メタプロ社が調査したところ、碧南火力発電所4号機に納入された冷却水冷却器細管は検査対象数の半数未満のみ測定しており(44本に対し16本のみ実施)、測定せずに実測値でない数値を記載していたものがあった。また、実際に測定した細管も、配管片側の寸法のみ測定し、もう片側の寸法は測定せずに想定される基準値内の数値を記載していた。(10月27日公表済み)

(注3)銅合金管。材質は銅を主体とする合金。

以上

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