中部電力グループレポートデジタルブック - 中部電力グループレポート(統合報告書)|中部電力
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トップコミットメント価値創造気候変動戦 略事業活動ガバナンス人 財経営・財務データ等 加えて、私たちにとっては、これまで培ってきたお客さまとの「つながり」が大きな強みです。これを最大限に活かし、「お客さま起点」でニーズを先取りしたサービスをお届けしていきます。家庭での電気の使われ方(エネルギーデータ)を分析すると生活パターンはもとより、お客さまが必要とするモノ・サービスが見えてくるなど、データの分析・活用次第で大きな価値が生まれます。当社は、こうした価値創出を目指してデータプラットフォームを構築していきます。 私たちが目指すのは、さらにその先です。エネルギーと様々なデータを掛け合わせ、コミュニティサポートインフラに昇華させ、「快適性」「安全」といった新たな価値をパッケージとしてお客さまにお届けしていきます。対象とする分野は生活全般にわたります。私たちは単にエネルギーを売るだけの会社ではありません。様々な価値やサービスとあわせてエネルギーをお届けするというビジネスモデルへと、変革してまいります。多彩なアライアンス先とも連携・協働して、私たちにしかできない新しい価値を創出したいと考えています。 以上のような、私たちが目指す姿を実現するために、事業ポートフォリオを変革し、連結経常利益2,500億円を目指すという経営目標を掲げました。具体的には、現状の利益は、約4分の3を「国内エネルギー事業」が生み出していますが、この事業をシュリンクさせることなく、新たな価値の提供や海外事業といった「新成長分野」での利益成長を加速させ、国内エネルギー事業と新成長分野の創出利益が1:1となるよう、ポートフォリオを変革していきます。これにより、足元で1,500億円規模の連結経常利益を、2020年代後半に2,500億円にまで拡大していきます。 これまでの電気事業は、地域の電力会社が大規模な発電所、送配電設備を構築し、お客さまへ一方向に電気を届けるシンプルな仕組みでした。現在は、分散型電源が広がり、地域の至るところで電気が作られています。例えば住宅の太陽光発電は時間帯によって自家消費をすることもあれば売電することもあり、普及が進むEV(電気自動車)も蓄電に加え放電、いわば動く発電所の機能も併せ持つなど、地域単位でも複雑化する電気の流れを全体としてマネジメントする必要があります。同時に、こうした状況は分散型電源を活用したアグリゲートサービス※1のビジネスチャンスでもあります。 また、東日本大震災において全国で供給力が大幅に不足する事態が発生したことを契機に、東日本と西日本の間の連系容量を増強する計画がなされ、今年3月、飛騨変換所(90万kW)を運用開始しました。大規模災害発生に伴う需給ひっ迫時等の電力の安定供給をはじめ、平常時の電力取引の活性化や再生可能エネルギーの導入拡大、需給調整のための調整力の広域的な調達・運用にも貢献できると考えています。データプラットフォームの構築コミュニティサポートインフラへの昇華12Chubu Electric Power Group Report 2021トップコミットメント価値創造気候変動戦 略事業活動ガバナンス人 財経営・財務データ等(1)経営目標目指す姿を実現するための経営目標と4つの重点的な取り組み4▶P27(2)4つの重点的な取り組みレジリエントで最適なエネルギーサービスの提供▶P29

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