中部電力グループレポートデジタルブック - 中部電力グループレポート(統合報告書)|中部電力
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トップコミットメント価値創造気候変動事業活動ガバナンス人 財戦 略経営・財務データ等トップコミットメント価値創造事業活動ガバナンス人 財経営・財務データ等気候変動戦 略[供給安定性、環境性に優れた発電方法] 日本では、エネルギー資源のほとんどを海外に依存しています。そのようななかで、電力を安定的に、環境にも配慮しながら供給するためには、多様な電源をバランスよく組み合わせる「エネルギーミックス」の推進が必要です。原子力発電は供給安定性に優れたウランを主な燃料とし、さらに発電時にCO2を排出しない環境面にも優れた電源です。[新規制基準適合性確認審査への対応] 浜岡原子力発電所3・4号機については、設置変更許可に向け、発電所の安全対策の前提となる地震や津波などに関する審査対応を進めています。 基準地震動・基準津波が概ね確定した後は、プラント施設の審査に対応していくとともに、これらに基づき安全性向上対策の有効性をはじめ浜岡原子力発電所の安全性に係る理解活動を実施していきます。浜岡原子力発電所を重要な電源として活用するための準備を進めるとともに、みなさまに丁寧にご説明していきます。津 波火 災炉心損傷地 震火 山竜 巻南海トラフ沿いの巨大地震などを考慮した基準地震動を策定。地震対策工事を実施●基準地震動Ss1・・・1,200ガル●基準地震動Ss2・・・2,000ガル●地盤改良工事 など周辺の火山を調査し、火砕流や火山灰などに対し、安全性を確認●火砕流は到達しないことを確認●火山灰は10cmの厚さに対し、安全性を確認発電所の建物などに大きな影響を及ぼすおそれがある竜巻を策定。竜巻対策工事を実施●最大風速 秒速 100m●海水取水ポンプへの対策南海トラフ沿いの巨大地震などを考慮した基準津波を策定。津波対策工事を実施●基準津波・・・防波壁前面で海抜21.1m●防波壁の設置 など火災発生防止、火災の感知および消火などの対策を実施●難燃ケーブルの使用●火災感知器の追加設置 など全交流電源喪失などにより原子炉を冷やす機能が失われ、燃料が損傷するのを防ぐ対策を実施●電源供給・除熱・注水手段の確保 など● 新規制基準への対応例(審査中)1号機(1976年3月)電気出力号機(運転開始)現在の状況2号機(1978年11月)3号機(1987年8月)4号機(1993年9月)5号機(2005年1月)(54万kW)(84万kW)110万kW113.7万kW138万kW●原子力規制委員会による新規制基準への適合性確認審査中●安全性向上対策実施中●廃止措置中 周辺設備の解体や原子炉の除染作業を順次実施(2009年1月30日 運転終了)●海水流入事象に対する具体的な復旧方法を検討中●適合性確認審査の申請準備中 ●安全性向上対策実施中● 浜岡原子力発電所各号機の現況 2021年7月1日時点浜岡原子力発電所の活用に向けた取り組みMESSAGE代表取締役 専務執行役員原子力本部長 兼 原子力部長 CNO*伊原 一郎* CNO : Chief Nuclear Ocer 浜岡原子力発電所では、「福島第一原子力発電所のような事故を二度と起こさない」という固い決意のもと、安全性向上対策を自主的に進めており、3・4号機については新規制基準への適合性確認審査を受けています。また、防災体制の整備や教育・訓練の充実を図るとともに、住民避難を含む緊急時対応の継続的改善に向けて、国・自治体との連携を一層強化しています。 当社では、地球温暖化の問題に対処しつつ、将来にわたり安定的にエネルギーを確保していくためには、安全の確保を大前提に、発電時にCO2を排出しない原子力発電を引き続き重要な電源として活用することが不可欠であると考えています。 今後も、新規制基準への適合性確認を早期にいただけるよう最大限努力するとともに、これまで以上に、地域・社会のみなさまにご理解と信頼をいただけるよう全力で取り組んでまいります。● 各種電源別のライフサイクルCO2排出量(g-CO2/kWh)発電燃料燃焼設備・運用住宅太陽光38地熱13中小水力11発電時のCO2排出量0原子力19石炭火力94379864石油火力73843695LNG (複合)47498376出典:電力中央研究所 「日本における発電技術のライフサイクルCO2排出量総合評価(2016年7月)」37Chubu Electric Power Group Report 2021

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