中部電力|国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP) - 公的機関の見解

公的機関の見解 国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)

国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、人体への有害な健康影響の防護を目的として、電磁界(電磁波)曝露を制限するためのガイドラインを制定しています。ICNIRPガイドラインは1998年に初版が定められましたが、低周波の電磁界(電磁波)については、最新の科学的な知見が盛り込まれ、2010年に改訂されています。

なお日本では、この改訂されたガイドラインに基づき、電力設備の磁界規制が制定されています。

「時間変化する電界および磁界への曝露制限に関するガイドライン(1Hzから100kHzまで)」(2010年)

ファクトシート「時間変化する電界および磁界(1Hz-100kHz)への曝露制限に関するガイドラインについて」(2010年)

1998年に公表された「ガイドライン(300GHzまで)」のうち1Hz~100kHzの部分を最新の科学的知見に基づいて見直したものです。

2010年版は、1998年版に対して、短期的影響に関する確立された証拠に基づいている点については同じですが、最新の科学的知見が反映された結果、商用周波(50Hz、60Hz)の磁界の制限値は、1998年に公表された100μT(50Hz)および83.3μT(60Hz)から、200μT(50Hz、60Hz)に変更されています。

また、長期的影響の可能性については、磁界と小児白血病の因果関係は確立されておらず、それ以外の長期的影響も確立されていないことからガイドラインの根拠とはならない旨が示されています。

電界および磁界の曝露制限値(参考レベル)

項目 電界(60Hz) 磁界(50Hz、60Hz)
職業者曝露 8.33kV/m 1,000μT(10,000mG)以下
公衆曝露 4.16kV/m 200μT(2,000mG)以下

なお、ファクトシートは、ガイドラインの要約とその科学的背景を述べたものです。

ガイドラインの画像

ガイドライン

ファクトシートの画像

ファクトシート

(参考)1998年に制定された初版ICNIRPガイドライン
それまでの研究結果や世界保健機関(WHO)の見解をふまえ、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、1998年、次のとおり電磁界曝露の制限値(参考レベル)を定めたガイドラインを発行しました。

初版ガイドライン(1998年)の電界および磁界の曝露制限値(参考レベル)

項目 電界(60Hz) 磁界(60Hz)
職業者曝露 8.33kV/m 416.6μT(4,166mG)
公衆曝露 4.16kV/m 83.3μT(833mG)

国際非電離放射線防護委員会
ICNIRP(International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection)

国際放射線防護学会(IRPA)に設置されていた非電離放射線を担当する組織(INIRC)の後継として、1992年に設置された非営利の独立専門組織です。非電離放射線に関連する生物影響の調査、曝露限度に関する国際指針の作成など、非電離放射線防護に関するあらゆる問題に取り組んでいます。

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