環境中の放射線の量や放射性物質の濃度を監視し、周辺環境に影響をおよぼしていないことを確認することを環境モニタリングといいます。

環境中の放射線の量については、発電所敷地内または周辺にあるモニタリングポスト、モニタリングステーションなどにより環境中の放射線量率を連続測定するとともに、モニタリングポイントで積算線量を測定しています。なお、モニタリングポストの放射線量率については発電所の中央制御室で常時監視できるようにしてあります。

一方、放射性物質の濃度については、発電所周辺の農畜産物・海産物・陸水・海水などに含まれる放射性物質について定期的に試料を採取し、測定をおこなっています。
このような環境モニタリングは、静岡県でもおこなっており、当社と静岡県の測定結果を合わせて確認されています。

そのうち、発電所周辺4市(御前崎市、牧之原市、菊川市、掛川市)の結果については、「静岡県環境放射能測定技術会」で技術的に検討された後、「静岡県原子力発電所環境安全協議会」で確認されています。
この結果は、静岡県のホームページへの掲載のほか、同協議会が定期的に発行している「原子力だより」により地元の皆さまにお知らせされています。

また、発電所周辺7市町(島田市、磐田市、焼津市、藤枝市、袋井市、吉田町、森町)の結果については、「浜岡原子力発電所周辺環境安全連絡会」で確認されています。

モニタリングポスト(7箇所に設置)

放射線の測定範囲が異なる2種類の検出器を備え、1時間あたりの放射線量を測っています。
測定値は、発電所の中央制御室で常時監視しています。また、運転状況データ公開画面でご覧いただくことができます。

モニタリングポスト

モニタリングステーション(14箇所に設置)

モニタリングポストと同様に、放射線の測定範囲が異なる2種類の検出器を備え、1時間あたりの放射線量を測っています。
測定値は、モニタリングステーションで見ることができます。また、運転状況データ公開画面でもご覧いただくことができます。

モニタリングステーション

モニタリングポイント(12箇所に設置)

設置した積算線量計を3ヶ月ごとに取り替えて、3ヶ月間の放射線量を継続して測っています。

モニタリングポイント

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