花粉症とは、スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が飛ぶ時期だけにおきる目や鼻などのアレルギー反応(はんのう)のひとつなんだ。30年前ごろから急にふえ、今では10人にひとりが花粉症だといわれているよ。
写真提供:産経新聞社
 ペットや野性(やせい)のニホンザルも、花粉症にかかることがあるんだよ。
 花粉症の原因として一番多いのはスギだけど、原因と考えられる植物は約60種類にもなるといわれているよ。
 スギは日本特産(とくさん)の常緑(じょうりょく)の針葉高木(しんようこうぼく)。2〜4月に花が開き、20センチの小枝(こえだ)でも約100万コの花粉を出すといわれているんだ。
 スギは古くから日本の大切な林業の資源(しげん)として植えられ、生産がかんりされてきた。でも、だんだんと安い建ちく用の木材などが、外国から輸入(ゆにゅう)されるようになって、スギ林は手入れをしないまま放っておかれるようになっていったらしいんだ。そのために手入れをされていたときのスギにくらべて、たくさんの花粉を出すようになったといわれているんだよ。
 ちなみに、あまりスギの生えていない北海道や沖縄(おきなわ)には、スギ花粉症(かふんしょう)の人はほとんどないということだよ。
写真提供:株式会社扶桑社