竹やササはイネ科の植物なんだ。だからイネとよくにた花がさくんだよ。東南アジアや中南米などの暑い地方で、よく育つんだ。日本にもとから生えていたのは小さいササの仲間で、モウソウチクやマダケという種類の竹は中国から入ってきたものなんだ。
もともと竹が生えていなかったヨーロッパや北アメリカなどでは、竹は庭園に植えるための植物として人気があるんだ。ヨーロッパに竹が入ってきたのは、19世紀の前半ころからなんだよ。フランスやイギリスには、竹だけを集めた庭園なども作られているんだ。竹の明るい緑色が人気のヒミツらしいよ。
写真提供:渡邊 政俊氏
●竹の花
竹の花は60年に一度とか120年に一度さくんじゃないかといわれている。花がさくと竹林はかれてしまうといわれているけれど、毎年花がさくものもあるし、さいてもかれないものもあるんだ。竹の花にはなぞが多く、まだよくわかっていないんだ。
●竹は力持ち!?
タケノコがのびる力はとても強く、石だって持ち上げられるほど強いんだ。人家の下などにもぐりこんだ場合は、たたみだって押(お)し上げてしまうくらいなんだよ。地面の中にはりめぐらされたくき=地下けい のネットワークが強力だから、「地しんのときには竹林ににげこめ」といわれるほど、地面をがっちり固めているんだ。
●マダケ
=産地・全国各地、特に近畿地方(
きんきちほう)
せんいが細かくて、ねばり気があり、細くさけるので日本の竹類ではいちばん利用されているよ。竹刀、弓の素材(そざい)、尺八(しゃくはち)、版画(はんが)のばれんなどに使われるよ。
●モウソウチク
=産地・鹿児島(かごしま)、京都、東京

木質(もくしつ)が厚(あつ)くてやわらかいので、機械で加工しやすいよ。だから、しゃもじやはしなど大量に作るものに適(てき)している。細く分かれた小さい枝(えだ)は、とても強いので、竹ぼうきや垣根(かきね)として利用されているんだ。みなさんの学校にも竹ぼうきがあるんじゃないかな?
●ハチク
=産地・東京、神奈川(かながわ)、名古屋
細く割(わ)ることができ、しかもかたい。茶道に使う茶せん、ちょうちんの骨(ほね)、机(つくえ)やいすのあしなどに使われるよ。
◎メンマの竹
メンマはマチクという竹のタケノコから作られるよ。マチクのタケノコは肉が厚く、やわらかいんだ。