H-IIAロケットは2段(だん)式になっていて、それぞれ別のタンクに入った燃料(ねんりょう)と酸素(さんそ)が積みこまれている。これらをエンジンの中で合わせて燃(も)やすと燃焼(ねんしょう)ガスになるよ。そこで作られたガスが勢(いきお)いよく吹(ふ)き出(だ)す反動で、ロケットは空へ飛び出すんだ。
一方、飛行機はまわりの空気中の酸素を取りこんで燃料を燃やすしくみなんだ。飛行機では酸素のない宇宙(うちゅう)へは行けないけど、ロケットには酸素を積んであるから宇宙まで行けるんだよ。
ロケットに積んである燃料(ねんりょう)と酸素の重さは、全体の重さに対して90%で、飛行機や自動車よりずっと高い割合(わりあい)なんだ。ロケットを打ち上げる時にはたくさんの燃料が必要だけど、燃料を使えばその分ロケットは軽くなるから、どんどん速く進むようになるよ。
 
ロケットの燃料には固体燃料(こたいねんりょう)と液体燃料(えきたいねんりょう)があるよ。これまで見てきたH-IIAは液体燃料タイプのロケット。一方、固体ロケットは燃料と酸素をあらかじめ混(ま)ぜて固めたものが積んである。液体燃料ロケットのように燃料と酸素とで別々のタンクがいらないから設計(せっけい)しやすいよ。でも、全体に重くなってしまうしコントロールをしにくくなるんだ。
H-IIAロケットの場合、第1段(だい1だん)ロケットではエンジン全体をかたむけて向きをコントロールしているよ。第2段(だい2だん)部分の機体には補助(ほじょ)エンジンもつけて正確(せいかく)な飛行のための工夫をしているんだ。さらにH-IIAロケットの性能は、36000km離れたところへねらった場合、±200kmのはん囲に99.7%の確率(かくりつ)で運ぶ装置(そうち)を積んでいるよ。
これは右のようなサッカー場にたとえると、1000回シュートして997回ゴールが決まるってこと。すごい!
 
H-IIAロケットは、機体やエンジン部分の多くが東海地方の工場で作られているって、知ってた?
そんなロケットのあれこれ、さらに考えていこう。