●「時」って何だろう? ●いろいろな時計 ●日本で最初にできた時計
エジプトは赤道直下にある国で、太陽がほとんどいつも頭の真上を通るよ。そのため、このようなT字型日時計が生まれたんだよ。
地面においた棒(ぼう)に目盛(めも)りが刻(きざ)まれ、横棒(よこぼう)の影(かげ)がどの目盛りに来るかで時を知るんだ。午前中は横棒を東に向けて、午後になれば今度は横棒を西に向けて使っていたんだよ。
 
内がわに目盛(めも)りが刻(きざ)まれていて夜でも使えたよ。
熱帯のマレーの海岸地方では、ヤシの実を2つに割(わ)った片方(かたほう)のカラの真ん中に小さなあなを開けて、水にうかべて時をはかったよ。
あなから少しずつ水が入るとカラは少しずつしずむ。完全にしずんだらたいこを打って、みんなに時刻(じこく)を知らせたんだ。
歯車を使った大時計が1300年ごろヨーロッパで初めて作られて以来、かべ時計やかい中時計などいろいろな機械時計が生まれたよ。機械時計はほかの機械の発展(はってん)のきっかけとなったんだ。
規則正(きそくただ)しい水晶(すいしょう)のしん動を利用した時計。また、水晶時計(すいしょうとけい)の仲間には、すべての物質(ぶっしつ)の元となる小さな「原子」の性質(せいしつ)を利用した、もっとも正確(せいかく)な「原子時計」があるよ。   ◎原子にはそれぞれ決まった速さでしん動する光や電波を出したり、吸収(きゅうしゅう)したりする性質(せいしつ)があるんだ。例えばセシウムという原子は、1秒間に91億9263万1770回しん動する電波を吸収する性質があるよ。それを利用した時計は「セシウム原子時計」というよ。
地球が自転するスピードは少しずつゆっくりになっていることがわかってから、地球の自転をもとにして時間の単位を決めていたのをやめて、1967年「セシウム原子時計」によって「1秒」をあらたに決めたんだよ。