炭は、木材を空気が少ない場所で加熱したものだよ。空気が少ないと火がつかず、けむりだけが出るんだ。すると木の組織(そしき)がそのまま残り、小さな穴(あな)がたくさんあいた黒い炭に変わるんだよ。炭がどんなふうに作られるのか順番に見てみよう。
炭は、作り方のちがいで白炭(しろずみ)と黒炭(くろずみ)の二種類にわけられるよ。白炭作るときは、炭やきがまからまだ熱いうちに炭を取り出し、素早(すばや)く灰をかけて消火するよ。白炭が少し白くにごった色をしているのは、灰がついた色だからなんだね。それに比(くら)べて黒炭を作るときは、かまの温度が冷えるまで、入り口もえんとつも密閉(みっぺい)するよ。そのまま手を加えないから真っ黒な炭ができあがるんだ。
火付きは悪いけど、火持ちが良いよ。作るのに手間がかかるため、黒炭より高価(こうか)なんだ。硬(かた)くてくずれにくいから、飲み水に入れるのにも向いているよ。
火持ちは短めだけど、火つきが良いよ。やわらかくて粉が出やすいので水に入れるのには向いていないんだ。白炭より安くて経済的(けいざいてき)だから部屋のにおい消しや水じょう気の量を調整するのにたっぷり使えるよ。
今年はニュースで、人が多く住む地域(ちいき)でもクマの被害(ひがい)が多かったね。原因(げんいん)として台風がとても多かったため、クマのエサになるブナやナラの木の実が落ちてしまい、食べ物不足だということがあげられているよ。それに加えて、里山(人の手が入った山)の環境(かんきょう)の悪化が原因の一つとして取り上げられているんだ。まきや炭の利用が減(へ)ることによって、林業で働く人が減り、里山に住む人は少なくなってしまったよ。人工の林は手入れがされずに荒(あ)れてしまい、クマはエサを求めて人里まで降(お)りてきてしまうんだ。木を切りすぎても、ほったらかしにしすぎても山は荒れてしまう。動物や自然と共存(きょうぞん)していくためにも、人と山の役割(やくわり)を見直していくことが大切なんだね。