●深海ってどんなところ? ●深海にはどんな生き物がいるの?  ●どうやって深海を調査しているの?
昔、深海生物の調査(ちょうさ)は底引きのカゴや大きなネットで行われていたんだ。
人が乗って深海に潜(もぐ)る潜水船(せんすいせん)ができ、研究者が目で直接(ちょくせつ)見ることができるようになり、今まで知られていなかった深海の地形や生物のことがたくさん分かってきたよ。
深海や深海の生物を調べることは、地球誕生(ちきゅうたんじょう)の秘密(ひみつ)や地震(じしん)の起きるしくみを解明(かいめい)したり、新しい技術(ぎじゅつ)を生み出すために、とても大切なんだよ。
人が乗ってもぐる6500mの深さまでもぐることができる日本がほこる世界一の潜水船(せんすいせん)なんだ!
3人乗りで、深海のようすをカメラで撮影(さつえい)したり、マニピュレータという人間の手と同じように動く機械の腕(うで)で、海底にあるものを調べたり、採(と)ったりすることができるよ。
水圧(すいあつ)の高い深海に行ける潜水船(せんすいせん)のコックピットはまるで宇宙船(うちゅうせん)のよう。高い水圧に耐(た)えられるようになっている球型のコックピットはとってもせまいんだよ。そこにパイロット2名、研究者1名の3人が乗って作業するよ。
深海は水温が1〜4度。暖房設備(だんぼうせつび)のない船内は冷蔵庫(れいぞうこ)のように寒い。もちろんトイレもついていない。
一度の潜水(せんすい)で約8時間この中で過(す)ごすんだ。
無人探査機(むじんたんさき)「かいこう」は世界で一番深いマリアナ海溝(かいこう)の10920mへ潜(もぐ)ることのできる唯一(ゆいいつ)の深海ロボット。
支援母船(しえんぼせん)「かいれい」から吊(つ)りおろされ、海底付近でランチャー(発進機)からビークル(本体)が発進される。母船からテレビカメラの映像を見てそうじゅうするよ。海底付近を観察したり、マニピュレータを使って生物などを採集することができるんだ。
これまでマリアナ海溝に20回以上も潜って「カイコウオオソコエビ」などの生物を発見したんだって。
ギネスブックにも紹介(しょうかい)されているんだよ。
まだまだなぞの多い深海。これからの調査(ちょうさ)や新しい発見が楽しみだね。
将来(しょうらい)、潜水船(せんすいせん)で深海に出かけて、新発見をするのはキミかもしれない!
監修:海洋研究開発機構(JAMSTEC) 山田海人
写真提供:海洋研究開発機構(JAMSTEC)