電気こどもシリーズ

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特集2 南極でどんなくらしをしているの?

日本は1957年から観測(かんそく)を始めて、今は「昭和基地(しょうわきち)」、「ドームふじ基地」など4つの基地を持っているよ。昭和基地を中心に、大気や気象(きしょう)、生物調査(せいぶつちょうさ)などいろいろな観測をおこなっているんだ。昭和基地には食堂(しょくどう)や隊員(たいいん)の部屋以外(へやいがい)にも、病院、発電機(はつでんき)などのくらしに欠(か)かせない設備(せつび)がそろっているよ。

オーロラ
医務室

医療隊員(いりょうたいいん)[医者]が、病気やけが、歯の治療(ちりょう)をしているよ。手術室(しゅじゅつしつ)もあるよ。

食堂

料理人(りょうりにん)が、うでをふるっているよ。季節(きせつ)のイベントや誕生日(たんじょうび)には特別(とくべつ)な料理を作るよ。

生野菜(なまやさい)が不足(ふそく)するので、LEDの光でレタスやミニトマトなどを育てるよ。

隊員の個室

ゆか暖房(だんぼう)が完備(かんび)されていて、部屋では日本にいるような服装(ふくそう)で生活できるよ。
基地(きち)全体のゆか下には、パイプが張(は)りめぐらされていて、パイプに温水を流すことであたたまるしくみなんだ。温水をつくるときは、基地にある発電機(はつでんき)の熱(ねつ)を利用(りよう)して、雪解(ど)け水をあたためるよ。限(かぎ)られた燃料(ねんりょう)を大切に使う工夫をしているんだね。

夏の間の作業

夏の間は、みんなで建物(たてもの)や機械(きかい)を修理(しゅうり)したり、新しく建(た)てたり、厳(きび)しい冬に備(そな)えた作業をするよ。

オゾンホールの観測

地球の周(まわ)りには「オゾン層(そう)」という大気の層があるよ。このオゾン層が、太陽から降(ふ)り注(そそ)ぐ有害(ゆうがい)な紫外線(しがいせん)を吸収(きゅうしゅう)して、私(わたし)たちを守ってくれているんだ。オゾン層がうすくなり、穴(あな)が開いたような現象(げんしょう)[オゾンホールというよ]の状態(じょうたい)を観測(かんそく)するために、風船に観測用の機械(きかい)を取り付(つ)けて飛(と)ばすよ。
1982年、世界で初(はじ)めて日本の南極観測隊(なんきょくかんそくたい)が、オゾン層にうすくなっているところがあることを、発見したんだ。エアコンや冷蔵庫(れいぞうこ)に使われているフロンガスがオゾン層をこわすといわれているけど、まだなぞが多く、観測を続(つづ)けているよ。

ドームふじ基地へは雪上車で移動するよ

ドームふじ基地(きち)は、昭和基地から遠くはなれた場所にあって、雪上車で約(やく)3週間かかるよ。観測隊(かんそくたい)は、雪上車の中で生活しながら向かうんだ。
南極観測隊(なんきょくかんそくたい)が観測を始めたころは、移動(いどう)のために犬ぞり[雪や氷の上を、犬に引かせて走るそり]も使われていたんだ。今は南極の生き物を守るために、外国から犬など生き物を持ちこむことは禁止(きんし)されていて、犬ぞりは使わなくなったんだよ。

雪上車
ドームふじ基地

ドームふじ基地(きち)では、氷床(ひょうしょう)[雪が降(ふ)り積(つ)もってできた氷]や積雪(せきせつ)などを観測(かんそく)するよ。富士山(ふじさん)の頂上(ちょうじょう)と同じぐらいの高さのところにあるから、昭和基地よりずっと寒いんだ。すぐに息が切れてしまうほど空気がうすく、厳(きび)しいところだよ。

氷床コアの観測

氷床(ひょうしょう)コアは、ほり出された筒状(つつじょう)の氷だよ。氷に閉(と)じこめられた空気を調べることで、約(やく)70万年前から現在(げんざい)までの、地球の気候(きこう)の移(うつ)り変(か)わりを知ることができるんだ。

この特集の壁新聞がダウンロードできるよ!

第690号「南極号」の壁新聞[PDF:3.4MB]

まとめ

南極(なんきょく)の観測(かんそく)をすることは、地球全体の環境(かんきょう)を知ることにつながるんだね。南極観測隊(なんきょくかんそくたい)が観測を続(つづ)けることで、未来(みらい)の地球の環境を守る方法(ほうほう)が見つかることに期待したいね!

おもな参考文献

「極地からわかる地球のひみつ」鳥飼新市 著、国立極地研究所 監修(旺文社)、「感動大陸南極―日本南極観測50周年」(学研教育出版)、「南極大図鑑」 国立極地研究所 監修(小学館)、国立極地研究所ホームページ、環境省ホームページ

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