公開情報

3号機 主復水器細管洗浄用スポンジボールの流出について(続報)

2004年6月15日運転情報3号機

■3号機

平成16年6月4日、定格熱出力一定運転中の3号機において、スポンジボールを用いて主復水器(注)細管の洗浄を実施しておりました。洗浄を終了し、スポンジボールを回収したところ、約1500個が回収されていないことを午前8時40分頃運転員が確認しました。
本日の主復水器細管の洗浄は、全6水室のうち2水室の細管について行っており、当該水室の細管洗浄には約1600個のスポンジボールを使用しておりました。
原因については現在調査中ですが、外部に流出した可能性が高いと思われます。
このスポンジボールに放射能は含まれていません。
素材は天然ゴムであり、乳幼児用入浴製品や食器洗い素材としても使われているものです。
今後、流出したスポンジボールの回収に努めてまいります。

(注)3号機の主復水器は3台あり、各復水器は2つの水室に分割されております(全6室)。

(6月4日掲載)

事象発生後、ボール捕集器(注)の格子を確認したところ、閉じ方が十分でなく隙間ができた状態となっていました。この隙間からスポンジボールが流出したものと考えられます。
このため、格子がしっかり閉じるよう格子の駆動モータの制御装置を調整し、試験によりスポンジボールが捕集できることを確認しました。

(注)ボール捕集器は、復水器細管内面を洗浄するために海水に混入させたスポンジボールを、格子を閉じることにより、回収する装置です。

以上

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