地域企業への
ソリューション事例

Solution for local company Case study

REVITALIZING LOCAL COMPANIES

Vol 02
“エネルギーの見える化”で
最適稼働へ

【事例】
法人のお客さま向けIoTソリューション

お客さまの現場を変える、
中部電力グループ初の
IoTソリューション。

中部電力グループのIoT。その中核が電力の見える化です。発電・電力供給において必須の遠隔監視技術を発展させたスマートメーターの導入により、家庭でも一般的となった「電力の見える化」。その流れは産業界でも注目されており、企業のソリューションでも活用が進んでいます。
産業において、電力は欠かせない動力ですが、かさむコストへの対策や、世界中が取り組むカーボンニュートラルの推進により、その使用量の抑制が求められています。その一歩として、エネルギーの見える化が必要でした。
中部電力グループではかねてより、お客さまの工場に計測器を一定期間設置し、電力使用量を計測・分析するサービスを提供してきました。その技術をベースに、クラウドを用いた計測システムを開発。これにより、電流・電力・温度・圧力などさまざまな信号を認識し、精密なデータをリアルタイムに可視化できるようになりました。各データはクラウド上に自動でアップされ、お客さま自身でいつでもデータを確認し、問題点の把握や業務効率化の検討ができます。
国が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、エネルギーへのアクションは企業の規模を問わずますます加速していきます。中部電力グループは電力インフラ事業者として、より地球に優しいエネルギー活用に貢献することも私たちの責務と考え、お客さまの現場に<IoTソリューション>をお届けしていきます。

データをどう活用するか。
“見える化”のその先まで支える。

現在、各種データの計測システムを提供する企業は数多く存在します。提供内容が多様化するなかで、私たち中部電力グループは、見える化のその先まで見据えたサービスを構築しています。
電力事業においても同様に、データは計測(見える化)して終わりではありません。そこが出発点です。収集/蓄積されたデータから問題点や改善点を洗い出し、その先、どう事業活動を変えていくか。それこそがデータ活用の真価です。
中部電力グループでは、見える化からその先の改善まで、ワンストップでお客さまに提供しています。エネルギーを効率良く使うためにどうするべきか。設備の適切な稼働状況をご提案するだけに留まらず、時には非効率な機器の更新など、生産現場を広い目で捉え、アドバイスします。実際に導入いただいた企業においては、非生産時の送水ポンプの停止や換気扇の制御などをおこない、エネルギー使用量5%および水使用量36%の削減を達成しました。
エネルギー事業会社として私たちがこれまで積み重ねてきたノウハウ・知見をもとに、機器とオペレーションをお客さまに合わせて調整することで、多くの現場において、より最適なIoTソリューションが可能となります。
現在は、IoTソリューション導入によるDXサポートに加え、カーボンニュートラル実現に向けた効果的なデータ公表のコンサルティング事業もスタートしています。時代を的確に捉え、電力だけでなくさまざまな付加価値の提供により地域企業のデジタル化をサポートし、パフォーマンス向上に貢献していきます。また、それはお客さまのみならず、中部電力グループにおいても、無駄のない発電・エネルギー利用や環境対策の実現など、豊かな未来の創造へと繋がっています。

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