地震・津波対策地震対策

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浜岡原子力発電所は、想定東海地震の震源域に位置することから、建設当初から余裕をもたせた耐震設計としています。

燃料が収まる原子炉建屋は、地表からおよそ20m掘り下げ、かたい岩盤に直接設置しています。
基礎面積を広く厚く、厚い壁を多く規則正しく配置しピラミッドのように重心を下げることで、地震の揺れに強い安定した構造としています。

かたい岩盤の上に直接設置することで、表層地盤と比べ2分の1から3分の1程度の揺れに軽減できるようにしています。

また、発電所の安全性が十分確保できるよう、発電所の建物は建築基準法の3倍以上の強度を持たせて建てられています。原子炉建屋の壁には、太さ約4センチの鉄筋を使用しており、最大2mの厚さがあります。

2005年には、自主的に安全性を高めるために建屋内の配管サポート改造工事や排気筒の改造工事を実施し、東海・東南海・南海地震の3連動地震に対して耐震性が確保されていることを確認しています。

2011年の東日本大震災以降、さらに大きな南海トラフ巨大地震なども踏まえ、より大きな地震の揺れを想定した対策工事を2,000カ所以上行うことで、耐震性の向上を図っています。