地域企業への
ソリューション事例

Solution for local company Case study

REVITALIZING LOCAL COMPANIES

Vol 01
中小企業のDX導入への
障壁をなくす

【事例】
協創型DXソリューションサービス

簡単かつ便利に、
共にシステムを構築する
中小企業向けDXサービス。

大企業を中心に進むDX。一方、社内リソースの少なさや、外部システム開発会社との関係性が希薄な中小企業では独自のシステム開発が難しく、デジタル化による業務効率化やコスト削減をおこないたくてもおこなえない現状があります。私たち中部電力グループは、中部地方を中心に大小を問わず、さまざまな企業と電力事業を通じて接する中で、そうした現実に対面してきました。
特に、中部地方は自動車産業を中心に、「ものづくり」が盛んな地域です。多くの企業と接するなかで、中小規模のメーカーでは、類似品の製造事業であってもそれぞれの企業が独自のオペレーションを持ち、製造工程も異なることに気づきました。こうした状況では、昨今増えつつあるパッケージ化されたデジタルシステムを導入することは難しくなります。システムに合わせて業務工程を変えるのではなく、業務工程に合わせたシステムの構築が求められている、私たちはそこに着目しました。
元来、中部電力グループでは社内システムを自社構築してきた土壌があります。そのプロセスを背景に、既存のアプリ開発プラットフォームを活用して、お客さまごとのご要望に合わせて機能を柔軟にアレンジできるシステムを構築。これが<協創型DXソリューションサービス>です。中部電力グループ独自のプラットフォームを活用するため、カスタマイズが容易で、お客さまのニーズを適切に取り入れながら、システムが業務にフィットするまでサポートすることが可能です。

現場に足を運び、
システムの最適化を目指す。

業務におけるデジタルシステムの導入といっても、そのシチュエーションは多岐にわたります。中部電力グループでは綿密な面談に先立ち、中小企業のDXのハードルを下げるために、多くの現場でおこなわれる業務から選定した簡易的なシステムパッケージを用意しています。日報管理・図面管理・在庫管理・備品管理・工程管理など基本のシステムを構築。ヒアリングを基に個別の事例に合わせてシステムをカスタマイズします。
DXを進めるにあたり、現場を訪れ業務内容を必ず確認することを大切にしています。高度な機能をいくつも搭載することが素晴らしいデジタル化だとは私たちは考えません。その現場にフィットしてはじめて、デジタル技術は力を発揮します。ヒアリングを基に、現場に本当に必要な機能を厳選。実証実験を重ねながら、システムをより良い仕様へと改善していきます。業務に合わせてシステムを柔軟に構築できるため、多くのお客さまから好評の声をいただいています。
一例として、鋳造メーカーでは、製造に必要な木型の管理の電子化の依頼を受け、QRコードとモバイルデバイスを活用し、入出庫をクラウドでリアルタイム管理できるシステムを提供。かつては1,000点を超える木型を製造のたびに探すことに時間がかかりすぎるという課題を抱えていらっしゃいました。システムの導入により、誰でも収納位置が把握でき、さらにデバイスでの簡単な操作で持ち出し者や日時など入出庫履歴を記録できるなど、管理が明瞭化。業務効率が格段に向上しました。実際の業務現場で、お客さまと協力してシステムを構築することで簡単かつ安価に、作業者が使いやすいシステムをご提供することができました。
中部電力グループの<法人向けDXソリューションサービス>のコアは「協創」です。今後もさまざまなお客さまの課題解決をサポートするために、前工程・後工程の連携など幅広い視野でシステム構築を進めていきます。中小企業のDXを支えることは、エネルギー資源の有効活用や安定した電力の確保にも繋がります。地域の力を支え、共に成長することで豊かな未来を創出していきます。

ページの上部へ