データ活用
Data utilization

中部電力グループが培ってきた
データ資産

中部電力グループが長きにわたりエネルギーインフラ企業として培ってきたデータは、地域の皆さまへの電力供給やさまざまなサービス提供の中で得られたお客さま情報や、スマートメーターの設置による電力使用データなど、新たな可能性を秘めた膨大なデータであり、重要な資産であると考えています。
その膨大なデータを事業横断・グループ最適で最大限に利活用するためにグループ全体で活用できる「グループ共通データプラットフォーム」を整備し、集約・管理をおこなっています。それにより、気象データやエリア別発電実績など多種多様なデータ・情報を民主化し、デジタル技術活用の良好事例展開や業務高度化・事業横断・グループ最適となるデータ利活用を促進しています。
さらには、気象データや世界を取り巻くエネルギー情勢などの社外データの集約・分析をおこない、社内外データを掛け合わせることでデータによる更なるビジネス価値を創出する姿を目指していきます。
なお、託送業務に係る行為規制および個人情報保護に関する適切な取り扱いのもとで実施します。

データ利活用を支援する体制整備

中部電力グループが取り扱うデータ資産は膨大かつ多岐にわたります。グループのDX推進の中核を担うDX戦略推進室では、新たなサービス開発に取り組む従業員に対して、データ利活用における技術支援窓口の設置やセミナーの実施、実業務におけるデータ利活用の事例紹介など社内に向けた情報発信をおこなっています。
複数の事業にまたがり必要とされ、業務効率化やお客さまサービス向上といった事業インパクトが大きいデータや、優良事例などグループで共有すべきデータによるアイデア創出 、データカタログによるデータの見える化 、データ流通を手軽かつ安全におこなう手続きの整備を進め、各仕組みの活用を促すことでデータ流通を活性化しています。また、提供される各データは管理者や公開範囲などを定めたうえ、適切な管理をおこなっています。
そして、全従業員がデータ利活用に対して一歩を踏み出すことができ、新たなサービス開発に取り組む後押しができる環境づくりを推進することで、グループ内の多様なデータを素早く入手し、 日常的にデータと業務を結び付けて仕事を進め、データによるビジネス価値を創出していきます。

データ利活用で
新しい未来を創造するために

2018年よりデータプラットフォームの運用を開始し、中部電力グループが培ってきた多種多様なデータ・情報をグループの共通資産として全従業員がデータにアクセスし利活用が可能になることで、データ利活用の機運は日に日に高まっており、スマートメーターデータや気象情報などを活用した電力需要量の予測モデルの作成検討などの活用も開始されています。さらに、支援体制の拡充により、既存事業の高度化と事業領域拡大に伴い、人財の活躍領域が拡大する中社員一人ひとりが自らのキャリアを考え、成長・活躍機会を獲得することが可能な状態は更なる変革を起こしています。
これまでのキャリアや年代に問わず全従業員が協力し、データ資産の利活用を実行することで、中部電力グループが掲げてきた設備投資の最適化や、災害情報の共有・レジリエンス強化、お客さまへの新たなサービスの提供といった、エネルギー・資源の最適循環と、安心・安全・便利な生活を実現するため最大限に活かしていきます。

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