企業情報

DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組み

中部電力グループのDX推進の方向性について

当社グループは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う生活様式の変化、カーボンニュートラルやデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み加速などの社会構造の大きな変容に適応しながら、皆さまとともに持続的に発展するための取り組みをより明確化する観点から、「中部電力グループ 経営ビジョン2.0」を公表いたしました。

「中部電力グループ 経営ビジョン2.0」では、エネルギープラットフォームの進化とデータプラットフォームの構築を着実に進め、更には、これらを掛け合わせることで「快適性」「安全」といった新たな価値をパッケージとしてお客さまにお届けするビジネスモデルへと変革することを掲げておりますが、これこそが、当社グループの一つ目のDXである「お客さまサービスの変革」となります。

具体的には、当社グループは、安価・安定的な電力のお届けという変わらぬ使命を高いレベルで果たすため、電力ネットワークへの先進的なデジタル技術の活用により、エネルギープラットフォームを進化し続けております。

加えて、エネルギーサービスやさまざまなデータサービスから得られるデータの蓄積・分析を可能とするデータプラットフォームを構築し、データを活用しながら、従前より取り組んできた「お客さまサービスの変革」を加速し、新たな付加価値やお客さま体験の提供を実現いたします。

一方で、二つ目のDXとなる「業務の変革」も推進いたします。デジタル技術により業務を変革し、一人ひとりが達成感を感じながら自律的な働き方を可能とするライフ・ワーク・バランス(注)の充実を実現します。

定型業務において、電子決裁導入、脱押印、IoTを活用した監視制御などの新たな働き方を実践していくのはもちろんのこと、非定型業務についても、デジタル技術の活用による効率化を目指してまいります。

これらのDXを迅速かつ的確に実現するため、より一層、人財の育成・確保に注力いたします。

こうして、一人ひとりがデジタル技術を駆使して、いきいきと、自律性を発揮しながら当社グループの変革を実現してまいります。さらに、中部電力グループDXフォーラムや社会課題解決の「場」を通じて、多様なパートナーと共創しながら、共にDXを加速していくことで「安心・安全で強靭な暮らしやすい社会」の実現に貢献してまいります。

取締役 専務執行役員・CIO 伊藤 久徳

(注)中部電力グループは、「一人ひとりがいきいきと働くためには、職場環境の整備だけでなく、ライフ(生活基盤)の充実が必要」との考えのもと、「ライフ・ワーク・バランス」を推進しています。

中部電力グループのDX

  • 当社グループは、「強靭で安心・安全な社会の実現に資するコミュニティサポートインフラを提供する企業」「お客さまと向き合い、より便利で快適なサービスを実現する企業」を目指します。
  • この実現に向けて、人財一人ひとりが成長・活躍しながら、当社グループのDXとなる 「お客さまサービスの変革」「業務の変革」を推進いたします。
人財一人ひとりが成長・活躍

DX人財の育成

  • 中部電力グループでは、データ分析などのデジタル技術活用スキルとマーケティングなどのビジネススキルを併せ持ち、各事業セグメントのビジネスモデル変革を推進するDX人財を育成します。育成支援のため、中電シーティーアイやデータ分析会社「Tsunagu Community Analytics」のグループ会社や社外有識者と連携しながら、各種研修や、人材交流の場などを幅広く用意します。
  • また、すべての従業員が、ITリテラシー向上研修を受講し、昨今のDX情勢やデジタルツールの活用手法などを学び、グループ全体のDX能力を向上します。
DX人財の育成

取り組み事例:AI技術の業務適用

熟練者の知識・経験に基づいた設備の運用データを機械学習により学習させたAIを開発し、設備の保守・点検をはじめ、発電量や売電額を指標とした経済効率が最大となる設備運用の支援などを実現します。
また、情報管理を徹底の上、生成AIを全社員が利用可能とし、蓄積されたノウハウなどの社内データに基づく設備操作提案や意思決定アドバイスなどに活用します。

AI技術の業務適用

取り組み事例:アグリゲートサービスの展開

エネルギープラットフォームの進化として、分散型エネルギーリソース(蓄電池、EV、太陽光など)や需要などをデジタル技術により集約したうえで、(1)エネルギー利用の最適化によるお客さまのエネルギーコストの削減、(2)再エネの抑制回避につながる最適運用の実施、(3)余力を活用した一般送配電事業者への調整力供給など、さまざまな価値を提供するアグリゲートサービスを展開します。

アグリゲートサービスの展開

取り組み事例:水力におけるDX推進

水力事業において、競争環境を意識し、発電原価の低減に向けたかいぜん活動を推進するとともに、「高効率型」・「付加価値創造型」の両面でDXの取り組みを推進しています。

水力におけるDX推進
中部電力グループのDX(デジタル・トランスフォーメーション)[PDF:1,562KB]

当社は、経済産業省が定めるDX認定制度への申請をおこない、2022年4月1日に「DX認定事業者」に認定されました。

詳しくは「主な外部評価やイニシアティブへの参加」ページをご覧ください

主な外部評価やイニシアティブへの参加

DX認定

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